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概要編集

『地面師たち』は、新庄耕の小説。2017年の「積水ハウス地面師詐欺事件」を下地として土地の所有者になりすまして売却をもちかけ、多額の代金をだまし取る不動産をめぐる詐欺を行う「地面師」の犯罪を描く。


2024年7月にNetflixオリジナル作品として映像化。

監督・脚本は大根仁が務める。


登場人物編集

地面師グループ編集

真面目なサラリーマン風の風貌で交渉役として活躍する地面師。地面師をする以前は高級デリヘルの送迎ドライバーをしていたが、仕事中のトラブルをきっかけにハリソン山中と接触する。かつては横浜で父が経営している小さな不動産会社で営業として働いていたが、自身が成立させた取引で地面師詐欺に遭い、会社は倒産。父が辻本が留守中に放火による一家心中を図り、母親と妻と幼い息子を亡くす。火災から生き延びた父は、千葉刑務所で刑に服している。


地面師集団のリーダー。元暴力団幹部。1980年代後半のバブルで地上げ屋として名を馳せ、地面師詐欺集団を束ねて大規模な不動産詐欺を複数仕掛けた。バブル崩壊後、一度は実刑判決を受けて出所後は鳴りを潜めていたが、ITバブルを機に再び動き出した。英語が堪能で趣味はハンティング。ワインやウイスキーなど高級酒にも精通している。誰に対しても敬語で話すという紳士的な性格だが、猟奇趣味を楽しむ一面もある。


元司法書士でそれ以外にも複数の不動産関係の資格を持つ法律屋。法律の知識を活かし、買い手との交渉や仲介を担当する。関西弁を話し、口が達者で高圧的な性格。妻子持ち。山下や陣内など複数の偽名を名乗るが、本名は後藤義雄。

口癖は「もうええでしょう」。


手配師。地主などに成り済ます人物のキャスティングを担当。身寄りがなく、目先の金に困っている曰くつきの老人を常に数十人ストックしている。地主の経歴などを覚えさせる教育担当でもある。本名は稲葉麗子。


土地や物件の情報を仕入れ、地主の情報のリサーチ・土地価格の評定などをする情報屋。重度の薬物中毒者。オロチを下っ端としてこき使っており、横柄な性格。分け前について不満を抱いている。



関連タグ編集

小説すばる 積水ハウス地面師詐欺事件

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