概要
主に昇殿を許された(=宮中の清涼殿の「殿上の間」に入る事が可能)家のことであり昇殿した貴族は殿上人という、昇殿を許されない家のことは地下家といい昇殿を許されない貴族は地下人という。家格は摂関家・清華家・大臣家・名家・半家の6つが存在する。
なお、殿上人となれるのは「位階が最低でも五位(あくまでも必要条件の1つであって、五位の位階となったからと言っても、即・殿上人になれる訳ではない)」または天皇の秘書官・世話係である蔵人の役職にある者である(蔵人は六位以下でも昇殿が許されており、時代によっては一種の出世コース、または、より高位の役職になれる事がほぼ確定している家系の者が若い頃に必ず経験する役職であった)。