概要
2巻より登場。
古臭いインバーコートに幅広の帽子、顔立ちを隠すようにぞろりと伸びた長い髪と、まるで影法師を思わせる容姿をした正体不明の不気味な男。
何らかの目的で『半閉じの目』の力と『半開きの目』の力双方が力を付ける事を望んでいるらしく、その言動から物語の様々な謎を知るキーパーソンにして、真の黒幕的存在だと思われるが詳細は不明。
現在の『半閉じの目』の使い手である摩芙と違い、『半開きの目』の力を使いこなせていないカナエを鍛える目的のためだけに『半閉じの目』の力を使って夕子を『死像』の核として(完成された)『死像』を生み出して彼にぶつける等、目的のためには手段を択ばない冷酷な性格の持ち主。
また、言動からカナエに『既の道』を教えた人物であると推測されるが、『半開きの目』の詳細を知っている素振りやその力と反する『半閉じの目』の力を行使出来る事、さらには運命に干渉出来たりするなど、その正体や目的は謎に包まれている。
だが一つ言える事はその言動や行動から物語の核心を握っている重要人物だという事、それだけである。