概要
2巻より登場する多柏学院の中等部二年生に所属する第3のメインヒロイン(?)にして、現代魔術師の少女。
直会カナエの同級生で、『架空五芒星』と呼ばれる魔術を扱う。また、父・正典と2人きりの魔術結社『信仰なき魔術結社(アンチフェイス)』に所属する魔術師でもある。
思い込みが激しい天然な性格の持ち主で、無類の豹好き。また、幼少期の体験から豹に対して強い憧れを抱いている。
同じ無類のネコ好きの一条摩芙とは同じような趣味から意気投合している節はあるものの、ある理由で主人公のカナエに対して“許嫁宣言”をしている為、彼を巡るライバル同士という複雑な間柄でもある。
また、自身の行使する力を他人が“魔法”と呼ぶと訂正を求める程に“魔術”と呼ぶことに強いこだわりを持っている。
幼いころ目の前で尊敬していた母が事故で無くなったのを契機に自身の行使する魔術に無力感を抱いており(その為、父親である正典とは不仲であった)、さらにカナエと世界を破滅に導く運命の獣『死像(トランジ)』との戦いを目撃した際にも特別な力を持っているにも拘らず何も出来なかった自身に対して深い絶望感を抱いていた事から、そこを付け込まれて天廼行永により『死像』の核にされてしまう。
しかし『半開きの目』の力の新たな力に覚醒したカナエによって『半閉じの目』の力が弱まった隙に介入した正典の言葉で、自身が幼いころに行った “魔術師”としての誓いを思いだし、これまで自身が行ってきた魔術に関する探求や行為の本当の理由に気づいたことにより『死像』より解放された。
なお、当初はカナエを“許嫁”と称したのは父への当てつけだったのだが、事件解決後は本気で“そうなってほしい”と考えているようなので、同じ思い人を持つ摩芙(そよぎさんは論外?)とは彼を巡ってこれからも色々とあるかもしれない…?