「ようこそ、月虹市場へ。今宵の一番乗りは貴方よ。私は天弓千亦、市場のプレゼンターです。何を取引しますか?こうして少人数でやりとりをしていると、飯綱丸たちと過ごしたあの夜を思い出すわ。……えっ、商売しに来たワケじゃない?そ、それって、まさか……市場を冒涜する賊ってこと!?うう、頭がクラクラする、ちょっと、横になるわ。」
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東方ロストワードには、現在のところ通常の天弓千亦のみが登場している。
- 東方ロストワードに登場する通常の天弓千亦→無主物の神 天弓千亦
本項では1のロストワードにおける天弓千亦を解説する。
1.の天弓千亦
テーマ曲
天弓千亦のテーマ曲は、給食頭蛮の「Last Day」。原曲は「あの賑やかな市場は今どこに ~ Immemorial Marketeers」。
余談
気質は「白虹」。霧虹、暈、または月虹の別名とされる気象現象。
ショット
ショットは「空白のカード」や「自由市場参加証(らしきカード)」を通常弾幕のように撃つ演出となっている。
「空白のカード」は天弓千亦の能力が込められたアビリティカード。原作でも千亦が「所有権を操作する唯一のカード」としているが、効果はシステム的にデメリットになるものが多く、ストーリー内でも散々な評価をされている。今作では所有権を放棄させる弾幕としてこれを投げつけている。
「虹龍洞」では購入すると全ての所持カード破棄、さらに次のショップで全資金力と引き換えにランダム出現カード3種と各ボスの固有カードを手に入れられる(ただしこのカードで破棄する際に、一部の装備カードはデータが完全に破棄されずその後に入手した装備カードに挙動が引き継がれてしまうというバグがある)。効果はマイナス寄りだが最序盤ステージで買うとカードを増やせるぐらいのメリットぐらいはあり、空白のカードだけを持っている状態でノーコンティニュークリアするとアナザーエンディングに辿り着けるようになっている。
さらに「バレットフィリア」でも再登場していて、このカードを手に入れた魔理沙は守矢神社にいる協力者の元に向かうことになる。ストーリー上重要なアイテムではあるが、持っているとカードを購入できないせいで「虹龍洞」よりもさらに使い物にならなくなっている。
- 「何も書かれてないアビリティカード 次のショップ時に販売している珍しいカードのみを全財産と引き換えに手に入れる天弓千亦の能力。このカードを手に入れた瞬間、現在所持している全てのカードが破棄される。」
(東方虹龍洞「空白のカード」説明より)
- 「闇市場が開かれなくなる天弓千亦の能力。これを持っていると闇市場が開かれなくなってしまう。と言うことは、市場の神は闇市場を中止させようと思えば簡単に出来たはずだ。結局は、自分にとって得するように放置していたって事か。」
(バレットフィリア達の闇市場「空白のカード」説明より)
「自由市場参加証」はコミケで「東方虹龍洞」を購入するとおまけで貰える同名のカードが元ネタ。
弾幕演出に使われたカードは一見すると真っ黒だが、よく見ると自由市場参加証のウラ面とほぼ同じ柄が描かれてある。テキストにも「オモテ面の絵柄は、なんと千亦本人の姿が描かれている」「どんなに文明が発展しようとも……市場の神の許可する市場は存続することだろう」とあり、幻想郷でもほぼ同じような参加証が使われているのだろうか?
ちなみに何者かが作ったとされる、千亦の代わりに博麗神主が描かれた精巧な偽造品が存在するらしい。
- 「市場にて売買を満喫できるようになる天弓千亦の能力 このカードを持っていると、市場での売買が楽しくなり、将来の市場にも楽しく参加出来るようになる。ネット通販が当たり前のこの時代、直接売買する市場なんて、もう消えゆく存在なのか?いや、人間がビットの集合体では無い限り、市場の神の許可無き売買では決して満足できないだろう。 *このカードは購入後、強制的に装備させられます。」
(「自由市場参加証」に記載されていた文より抜粋)
スペルカード
スペルカードはどちらも初登場作品である「東方虹龍洞」からの採用。
「無主への供物」は虹龍洞6面ボスとしての最初のスペルカードとして使用される。