概要
『the Animation』最終話で初登場。
元々は十数年前に帝国華撃団及び神崎重工が試製桜武と同時期に開発した霊子戦闘機で、試製桜武の姉妹機にあたる。
可変機構を有しており普段は戦闘機に近い形状で高速戦闘を主とするが、人型に変形して戦う事も可能である。
本機の開発目的は「試製桜武の能力を最大限に引き出す事」であり、その為の機能として試製桜武との合体機能を実装。
合体した場合に発揮される力は超大型の霊的存在にも引けを取らないが、試製桜武と天神それぞれの操縦者の霊力が調和しないと合体できず、力を発揮できないという欠点がある。
開発直後に発生した降魔大戦では霊力変換上の問題から誰も適合者が居なかった為、試製桜武と共に本機の運用は見送られてそのまま長い年月が経過していた。
そしてアニメ版において初出動。
事件の黒幕であるヴァレリー・カミンスキーの強大な力を前に、世界中の華撃団が結集しても苦戦する姿を見たクラーラ・M・ルシュコヴァが帝国華撃団の一員として戦う決意を固めたのを受けて、彼女の搭乗機として神崎すみれが送り込む。
天宮さくら達のピンチを救った後に試製桜武との合体に挑み成功し、見事カミンスキーを討ち果たした。
ちなみに7話で一時帰国した神山の調査報告において、「神崎重工と伯林華撃団が共同開発された試作機が何者かの手によってモスクワに運び込まれた」と言う発言があった。
実際にすみれが父親から聞かれた話があった事を考えると、本機は様々な国の共同開発で生まれた兵器でその一部が流出してエカテリーナ開発に繋がった可能性も推測できる。