概要
1930年代に神崎重工が開発した世界初の霊子戦闘機。すみれの父親の想いを形作った結晶でもある。
性能は無限をはるかに上回るが、その代償として搭乗者の霊力を大幅に消費してしまうという欠点があった。
前述の欠点が原因でこれまで適任の搭乗者が見つからず、真宮寺さくらですらも操縦できなかった。
帝国華撃団が新生帝国華撃団として再結成されてからは、この機体に興味を持った司馬令士が密かに整備を続けていた。
後にそれを知った総司令・神崎すみれが、完成直前の無限とそれまで操縦していた三式光武を夜叉による帝撃襲撃で失った天宮さくらに「追い続けた夢を今こそ超える時」として与え、以後彼女の乗機となる。
アニメ版では
幻庵事件から1年後にさくら用の無限の修理が完了したことでデメリットのある本機は封印されていたが、無限が再び破壊され三式光武が整備不良で機能停止した為にすみれの英断で再び表舞台に立つ。
また、試製桜武には姉妹機・天神が存在している事が発覚。合体すると驚異的な力と殺人的な加速度を持った戦闘能力を発揮するも、双方の乗り手の霊力を同調させなければ成立しないという別のデメリットが発生している。
だが試製桜武に乗るさくらと天神に乗るクラーラは霊力の同調に成功させ、試製桜武の真の力を解放し、カミンスキーゴーレムに対しバリアを突き破り攻撃を加えることができた。