概要
軀直属の戦士。「魔道本家」の称号を持つ。
77人いる直属の戦士の中で最も強く、長年の間、軀の下でNo.2の座についていた。
他の勢力のNo.2である北神、鯱と比べてもパラメータはかなり上。
(他二人のパラメータはどれをとっても奇淋に及ばない)
後に飛影に取って代わられるが、蔵馬が黄泉陣営でNo.2に就任する時に先代のNo.2と戦闘に発展したのに対し、コチラは特段モメている気配は無かった。
魔界統一トーナメント開催が決定したときには「打倒・軀」を公言して憚らないと紹介されるという形で一瞬存在感を見せた。
大会後は飛影や時雨と共に、再び軀に仕えながらパトロールをしている。
軀の戦闘能力に精神状態の影響が大きいことを知っていたが、特に軀に不満を抱いた気配もなく、ただ単に武人として戦ってみたかっただけとする分析が主流。
あまり権力欲がなく役割を淡々とこなすタイプなのかもしれない。
…とまあ、最低限の情報しかない+時雨の印象が強すぎるため、よほどの幽白マニアでもない限り奇淋の名を出しても「誰だっけ?」という反応をされるのが当たり前であった。
とあるゲームで実装されるまでは。
まさかの大躍進
アプリゲーム『幽遊白書100%本気バトル(通称:マジバト)』にて、2019年7月末に軀と奇淋が最高レアリティで初実装された。
軀はサービス開始前から実装を期待する声があったが、一方の奇淋に対して殆どのユーザーが「誰?」という反応を見せたのは言うまでもない。
上記のとおり奇淋は最低限の情報しかない、存在感の薄いキャラクターである。
それは裏を返せば、性能面を好き勝手に設定できる、ということである。
かくして原作での存在感の薄さを逆手にとり、非常に高性能な奇淋が実装された。
腐っても躯配下の元No.2の名は伊達ではなかったのである。
上位勢および廃課金勢は彼を入手し強くするために惜しまなく課金をする一方で、その圧倒的な性能により「編成に組まざるを得ない」状態となった作品愛が強いユーザーからは不満の声が多発した。
課金制のアプリゲームという性質上、幽白メイン4人をはじめとした人気キャラは性能関係なく一定数はガチャが回るが、それ以外のキャラは性能面で売り出すしかない。
特に奇淋は、飛影や時雨といった濃いメンツの影に隠れてしまった故に、軀の片腕という強キャラ設定だけが残った結果、性能がよくなり彼の知名度が過去最高にあがったと思われる。
奇淋はマジバトに感謝するべきである。