女子高生VS
氷川の代表作「ぱにぽに」と世界観を同じくする不条理ギャグマンガである。シュールで理不尽な作風に定評がある氷川へきるの作品の中でも群を抜いて混沌とした内容である。
設定は後付けしてなんぼ、と言わんばかり(いや実際に言ってるが)の無茶苦茶な内容なのだが、氷川らしいバラエティに富んだギャグ作品である。
全2巻。一巻と二巻との間で年月が経過したため、登場キャラクターが卒業という形で丸ごと代わるという珍しい展開を見せた。
ストーリー・・・なんて無いけど便宜上つけとくよ!
時はアイドル戦国時代の現代日本ぽい世界!。次世代のアイドルを育成するために設立された天の川学園では、日夜アイドルを目指す少女たちが悪戦苦闘・・・・しているかと思ってたけどそんなことはなかったぜ!!
これは天の川学園に在籍する理不尽な生徒たちで構成されたユニットJKVS(女子高生バーサス)が奏でる、壮大なストーリーである・・・といいな。
キャラクター
さとうかえで
手抜きくさい顔の主人公。胸はペタンコ、顔は判別不能、口を開けばお察しくださいの完璧ダメ人間。性格を一言で表すならば「アンタは人間のクズだな!」
西園寺詩音
元気な美少女。主な仕事は暴走するかえでへのツッコミである。この作品の良心と言っていい常識人。
村雨かたな
メガネ美少女。設定てんこ盛りの万能属性人間であり、設定が明かされるたびに周りからいじられたおす苦労人である。別名くっ殺さん。
相崎
深海にあるオーシャンパシフィックピース高校(略してオパッピー高校)から転校してきた殺人イルカ。これアイドル漫画だよね!?
香貫花リカ
元ヤンキーの美少女。得意技は暴力で、暴走するかえでにしょっちゅう鉄拳制裁を見舞っている。正直性格は一番可愛げがあるような・・・。
姫条
猫耳金持ち少女。ビジュアル的には相当キャラが立ってるのに一番活躍が地味な人である。
堤下
色々太めのメガネ少女。あだ名は「豚吉(とんきち)さん」であり、呼ばれるたびに訂正している。めがねを取ると体型から顔までがらっと変わるお約束の人。第2期JKVSのマネージャーを勤める。
風花樹里
方向音痴美少女。アイドル育成学校という忘れられがちな設定の天の川学園の最終兵器・・・・らしいが方向音痴なので肝心なときに間に合わない。
第一期JKVSの卒業によって、第二期JKVSのリーダーに昇格。
花咲メメ
25歳の保育士。保育園の経営難を打開するべく第2期JKVSに志願させられたお姉さん。母性の塊のような人だが、口を開くと下ネタしか飛び出さない残念な人。
楠メイプル
アイドル刑務所サルガッソーよりJKVSにスカウトされためがね女子。インテリジェンスっぽいのは見た目だけのすんごいポンコツ娘。アイドルとしては超一流。
ロボメメさん
本物のメメさんに代わって現れたロボットアイドル。機会帝国ギガンテスによって作り出されたアイドル将軍で、人類に対して戦いを挑んできた!どっからつっこもうか・・・。