概要
少年ジャンプ+(集英社)にて2017年6月から連載されている漫画作品。2019年11月8日に配信された61話をもって連載終了となったが、2019年12月6日より新章『奴隷遊戯GUREN』の連載が開始した。隔週金曜更新。全11巻(奴隷遊戯)+既刊3巻(GUREN)。
あらすじ
第一章『奴隷遊戯』
平凡な高校生・市原海のもとに最新ゲームアプリの招待メッセージが届く。
ダウンロードしたアプリ『SLAVE GO』をただのゲームだと思い、指示されるままゲーム内で人間を『捕獲』し自分の『奴隷』にする海。
地下都市『ソサエティ』に招かれた海は、『奴隷』の命で遊ぶ残虐で不徳なゲームに巻き込まれていく。
第二章『奴隷遊戯GUREN』
普通の会社員・花純潤はある日、この世の業が煮詰まったような地下世界に招待される。亡き祖父はそこで圧倒的な権力者として君臨し、その権力の証をジュンへと引き継がせたのだった。不徳の奴隷ゲーム『SLAVE GO』が、暴虐さを増し再び始まる。
用語
- ソサエティ
一般社会の地下に広がる、奴隷の所有が認められた会員制の社会。主催組織、会員、奴隷で構成されている。
全ての取引は独自通貨の「デロス」を用いて行われ、会員は奴隷を使ったゲームによってデロスを得る。
入会直後は準会員からスタートし、審査が認められれば貴族会員となり、条件を満たしたものだけが更に上のロイヤル会員として認定される。
- 奴隷
ソサエティ会員によって道具のような扱いを受ける人間。
奴隷を用いたゲームは賭けの対象にされている。
入手するための手段はSLAVE GOで捕獲する他に、オークションで競り落とす、ソサエティ内でのアトラクションで景品として獲得するいったものも。
奴隷を解放することも可能であるが、多額のデロスが必要。
逆に会員がデロスを失うと、問答無用で奴隷に落とされる。
- SLAVE GO
ソサエティ全会員が利用するアプリ。
ゲームアプリの感覚で地上の人間を捕獲し奴隷とするほか、デロスの管理等もこのアプリで行われる。
- ZEX(ゼックス)
Zodiac EXodusの略。5対5で奴隷を戦わせるデスゲーム。ソサエティで行われる興業の中でも人気の高い一大行事。
黄道十二宮になぞらえて全十二種類存在し、開催する街によってルールやバトルフィールドが異なる。
登場人物
第一章『奴隷遊戯』
市原 海(いちはら かい)
本作の主人公。アプリゲーム『SLAVE GO』に巻き込まれた高校生。両親を殺された過去を持つ。
17歳。
伊達 凛奈(だて りんな)
海の幼馴染。17歳。
浜口 武斗(はまぐち たけと)
海が所有する奴隷。フリーター。19歳。
柏崎 純一 (かしわざき じゅんいち)
海が所有する奴隷。政治家。56歳。
勅羅野 烈 (てらの れつ)
海が所有する奴隷。元プロレスラー。26歳。
有村 架図志 (ありむら かずし)
海が所有する奴隷。暴力団中条組の若頭。38歳。そのキャラクターの強烈さから読者人気は随一。
賀東 重一 (がとう じゅういち)
海が所有する奴隷。元陸上自衛隊のレンジャー隊員。
ゴトウ・ウィリアム
長い金髪に白スーツを着た「ソサエティ」の案内人。
第二章『奴隷遊戯GUREN』
花純 潤(かすみ じゅん)
本作の主人公。一般的な会社に勤める青年。昭和の炭鉱王と呼ばれた祖父の遺産としてソサエティのロイヤル会員権を相続した。
伊勢谷 祥穂(いせや さちほ)
半グレ集団「凰斗羅(おうとら)」の統領。ソサエティに興味があり、部下達と共に潤の奴隷になる。