プロフィール
概要
妃ろいん(以下『ろいん』)は寿心水歌氏によるオリジナルキャラクターであり、本編開始前の時系列である『心想記』から登場しているキャラクターである。
そして魔王封印の為に戦った『星の巫女』の内の一人であり、『星の巫女』が結成されるよりも前から魔物退治等を生業とする『退治屋』として妹の妃弥呼と共に活動している。
その戦闘力は同じく星の巫女である霧湖曰く「私より数倍強い」とのこと。(そしてその上にいるのが霧湖の父である伊都創弥である)
巫女の中で最も動きや刀を用いた斬撃のスピードが素早く、それが『神速の巫女』の二つ名で呼ばれる理由となっている。
(具体的には『妃家の隠れ里』から離れたところにある『千年回廊』まで常人なら走って一時間かかる距離を、ろいんの場合なら40分程度で走破できる)
ろいんと妃弥呼が生業とする退治屋にとって『伊都神社の神主』とは自分達が仕えるべき主に等しい存在であるため、最初は妃弥呼と同じく、神主になったばかりの新米である心のことは実力不足もあって認めてはいなかった(一応心配はしていたようで、千年回廊で出会った心に「自分達『星の巫女』と敵対している『八色魔王』と戦う事はそこらの雑魚魔族と戦うのとは訳が違う」と説明している。)
しかし、緑王が率いる八色魔王達の襲撃から妃家の隠れ里を守ってもらったことで、心を神主として正式に認めるようになる。
それからは心の味方として八色魔王の封印に貢献していたのだが、魔王との決戦時に三種の神器を全て使用する『多重大封印』を実行して魔王の封印自体はできたものの、完全な成功ではなかったためろいんも巻き込まれる形で八色魔王と共に封印されてしまう。
それから600年の時が経過し、きのこちゃんこと春瑳姫きのこによって八色魔王と共に封印から解かれる形で復活し、彼女に魔王封印の使命を託しつつ自分もそれに協力する。封印直後は力が弱まっていたが、伊都霧湖の末裔である伊都静寝によって全盛期の力を取り戻す。
天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)
ろいんがいつも使っている刀で、魔王封印の為に必要な『神器』の内の一つ。
そのまま使っても強いが、神器の真価を引き出す『神器開放』という技を使用することで、威力を大幅に上げることができる。
作中での使用技・術
絶裂氷牙刃
冷気を込めた刃で一閃する技。その刀の軌道には氷の残像が残る。
絶裂・氷牙乱舞
絶裂氷牙刃の派生技で敵全体を攻撃する乱舞技。氷属性を吸収する敵でもそれを突破してダメージを与える。
瞑想
心を落ち着かせてMPを70回復する術。微量の体力も回復する上に何度でも使用できる。
『桜春雪』では体力の回復はできなくなったが、MPの回復量が最大値の20%とかなり使い勝手がよくなっており派生形の『瞑想・開眼』ではMPを最大値の35%回復すると更に役立つ術になっている。
神器開放
神器の力を開放して全能力をアップさせる。ただし一定時間しか効果は維持できず、毎ターンダメージを受けるリスクがある。
氷結大封印斬
ろいんを中心とした三種の神器を用いる『多重大封印』による斬撃。
名前の通り相手(魔王)を氷結させて封印させることができるが、不完全だと自分も封印されてしまう。
ろいんは名前に偽りあり?
ろいんの名前はフルネームだと妃ろいんで、読み仮名は『ひろいん』なのだが、『freeze氷結の巫女』におけるヒロインは女主人公としてならきのこちゃんこと春瑳姫きのこがいるし、男主人公である心のカップリング的な意味でのお相手としてなら吹雪神楽がいる。
そのためろいんは『(読みが)ヒロインなのにヒロインじゃねーじゃん』という事になっている……
もっとも世の中には『雪子』という名前に反して火炎属性を担当しているRPG作品のヒロインもいるので、ろいんもその系統での名前なのかもしれない。
余談
『神速の巫女』の二つ名に恥じない強さを持ち戦闘パートでは心強い戦力となるろいんだが、
作中では仲間の巫女(主にきのこちゃん)に対してセクハラなスキンシップを取ることもある。
また、『オリジナルエロ同人』に分類される本作ではろいんのエロシーンは本編序盤の凌辱と百合の2種類しかなく、星の巫女の中では男主人公である心とのHシーンがない唯一の女性キャラクターである。(該当者は他にも一人いるが、彼女には夫がいるため特例として除外する)
そのため本編を収録した総集編の一つである『freeze総集編・其の伍-桜月-』は表紙にろいんが写っているもののろいんのHシーンはないため、ろいんのエロシーンが目当ての人にとっては一種の表紙詐欺になっているので、購入する際は要注意である。