学生鞄は、学生が教科書や参考書、筆記具を入れて持ち歩くための鞄である。
概要
概ね「学生向けに作られた鞄」、或いは「学生しか使わないような鞄」といった意味なので、ひとくちに学生鞄といっても千差万別である。
革製の鞄
その昔から「学生鞄」として有名だったのは革製で頑丈に出来た手提げ鞄。
3~40年くらい前の威勢のいい兄チャンや姐さんが、ペタンコに潰したり、鉄板を仕込んだり、ケンとメリーのステッカーとかチームのステッカーを貼ったり、把手にビニールテープを巻いて「喧嘩売ります」「喧嘩買います」なんて物騒なアピールをしてたのはコイツである。
今では他の鞄に押されてめっきり見なくなったが、伝統のある有名私立校などでは指定の鞄として使い続けているところも。
スクールバッグ
知名度で双璧をなすのが、実用性重視のスクールバッグ。
材質はナイロンや合成皮革で、そこそこの容量と無難なデザインで学生のアイコン的な存在。
現在ではこちらが圧倒的なシェアを誇る。
どちらも、学校によって指定されたものと、既製品を学生が任意で購入ものの2種類がある。
学校指定の物はだいたい校章が入っていたりして、一見してそれと分かるものである。
現在では、上記の2強と言った感じだが、かつては中学校を中心に帆布製(白か濃紺が一般的)で肩掛けの学生鞄が広く使用されていた。
現在では殆ど絶滅寸前であるものの一部地域の中学校で現役であるほか、昭和中頃に描かれた漫画などで姿を拝むことができる。
関連項目
外部リンク
- 青春のパートナー。学生鞄を描いたイラスト特集 - pixivision(2023年7月11日)