概要
宮島航路は、広島県廿日市市宮島口にある宮島口桟橋と同県同市宮島町にある宮島桟橋(宮島駅)を結ぶ航路である。どちらの桟橋も、地方港湾である厳島港の港湾区域内にある。
この区間は、海上区間として広島県道43号厳島公園線の一部となっている。
明治時代より、厳島神社の参拝客輸送で栄え、1897年に山陽鉄道(現在の山陽本線・山陽電鉄ではない)に買収されてからは鉄道連絡船の宮島連絡船が運航されている航路となった。
JR西日本宮島フェリー・宮島松大汽船ともに、最下の甲板に自動車を積載できるタイプのフェリーを使用しており、両側の桟橋も自動車の乗下船に対応した構造になっている。
定期就航会社
宮島口桟橋
本州側の桟橋で、宮島口フェリー乗り場のことを指す。
2009年の分社化までは同桟橋はJR西日本宮島口駅の構内扱いとなっていた。
宮島桟橋
厳島(宮島)側の桟橋で、宮島フェリーターミナルのことを指す。
JRグループに唯一現存する鉄道連絡船単独駅である宮島駅があり、JR宮島連絡船側の改札前にはJR線連絡乗車券売機が、宮島松大汽船側の改札前に広電連絡乗車券売り場がある。
駅舎外に広島港などの宮島航路以外の航路用の券売所がある。
徒歩約10分(約750m)の距離に厳島神社がある。