「絶ッッッ対に負かせてやりますわ。時崎狂三」
概要
初出は3巻。第六領域の支配者(ドミニオン)。
赤いプリンセスドレスとカチューシャを身に付けた姫カットとお嬢様風の喋り方が特徴的な準精霊の少女で、熱くなりやすい真面目で強い正義感の持ち主。
また、加えて高いプライドの持ち主である為、自分より格下と判断した人物に対しては高圧的で見下したかのような態度で接する一面があり、その事が原因で相手を甘く見過ぎて油断し、敗北してしまう事もある。
その一方で仲間を護るために自分から先陣を切って戦場に身を投じ、散って言った仲間を思い涙する仲間想いの人情家である為、自身が治める領域はもちろん、他の支配者たちからも慕われている。
尚、隣界へ来る前の記憶を保持している数少ない準精霊でもあり、本人曰はく、元々は名家のお嬢様だったと事。
第5巻では隣界の破滅を目論む白の女王への対抗手段を得る為に、狂三が自分たちの敵になるかならないかを見定めるために、また、彼女から白の女王の情報を得る為に雪代やアリアドネと共に第七領域を訪れ、インデアンポーカーで戦いを挑む。
勝敗が付いた後、第七領域佐賀繰由梨の提案で、他の2人と共に狂三達と白の女王へと対抗策を練る為の女子会へ参加する為に由梨の自宅へと赴くが、実は白の女王の配下であった由梨に【蠍の弾】の力によって知らぬ間に意識を染め上げられ自分がビショップであると思い込み、狂三たちを始末しようとするが、返り討ちにされ死亡する。
彼女の発現する無名天使は<氷碧突剣(コールド・クルーエル)>。
レイピアの形状をした細身の剣で、これで切られた人物に重力を付加し、押し潰す事が出来る。
なお、この効果は肉体ばかりではなく精神にも作用する(不発に終わっている為、具体的にどうなるかは不明だが、肉体に作用した場合は文字通り押し潰されてペチャンコになり、精神に作用した場合は精神崩壊を起こしてしまうと思われる)。
また、手を切られたなら、その部分だけを押し潰すなど、切られた場所の部分だけに作用することも可能である模様。その為、戦闘に特化した能力ともいえる。
ただしこの能力はビショップとしての能力であり、彼女本来の無名天使がどのようなものであったかのについては不明のままとなっている。