概要
アニメ『地獄少女』を題材として藤商事より製造・販売されているパチンコCR地獄少女シリーズのオリジナルキャラクターで、シリーズ第二作目『CR地獄少女 弐』で初登場。
母の過保子からは「拓生ちゃん」と呼ばれ、藤商事公式Twitterなどでもそのように表記されている。
人物
『CR地獄少女 弐』のリーチ演出の一つ「二次元陶酔」のターゲット。
働かずに自宅警備員をし、「チャムちゃん」という二次元キャラに没頭し遊び歩くという、見た目も中身も典型的なステレオタイプなアニメオタク。
かつては働いていた様だが現在は前述の有り様で、フィギュアなどのグッズも家族の口座引き落としにして母・過保子を悩ませている。
三次元には興味が無いと断言し、過保子から提案された見合い話も蹴っている(このような性格で見合いが成立するとも考えにくいが…)。
ふとしたきっかけで拓生が大切にしていたチャムちゃんフィギュアを壊してしまい揉み合いになり過保子は拓生に突き飛ばされ階段から転落(なお、糸を引かず前半当たりした場合は逆に拓生が階段から転落し骨女に「まったく、自業自得だね」と呆れられ話は締め括られる)。
我慢の限界が来た過保子は藁人形の糸を引き閻魔あいに地獄流しを正式に依頼、
「ごめんね、母さんも行くから…」
と母の悲痛な嘆きと共に拓生ちゃんは大好きなチャムちゃんと共に地獄へ流された。
のだが……
ネタバレ注意!!
『CR地獄少女 宵伽』のリーチ演出の一つ「三次元陶酔」で続きが描かれ、依頼者であった過保子自身が「チオク様」という三次元のアイドル(名前から韓流だと思われる)に没頭していた事が判明。
息子の趣味に呆れながらも次のコンサートの遠征を心待ちにしていた。
しかし、拓生を地獄へ流す瞬間を偶然にも父・拓造に目撃されており、「拓生ちゃんは自分探しの旅に出掛けたわ」とシラを切った上で「一体誰に似たのかしら?」という過保子の台詞に拓造は激昂。
「君だって!!」
拓造は持っていた藁人形の糸を引き過保子を地獄へ流したのだった…
「すまん、拓生…」
もしあの時流されていなかったら…
さらにネタバレ注意!!
『P地獄少女 四』にて、弐において過保子が糸を引かなかった場合のIFシナリオ「四次元陶酔」が新規に製作された(冒頭の映像は弐で糸を引けなかった際のハズレのものが使われたが、前半当たりの続きとして見てもストーリー上は違和感は無い)。
弐から五年経ってなお相変わらず働いてない様子で、時代を反映しVRゲームに没頭していた。
過保子との求職の約束も当然守っておらず約束の日が来ても遊び歩く拓生に過保子も流石に我慢の限界か、弐の時よりも強気な態度で思いを伝えるが無視してゲームを続ける拓生。
この後口論になり拓生は過保子を突き飛ばすのだが、本作では過保子と拓造のどちらかが拓生を流すマルチシナリオになっており、突き飛ばされ愛想が尽きた過保子が藁人形を取り出すパターンと、過保子を突き飛ばした事に激怒した拓造が藁人形を取り出すパターンがある。
いずれのルートでも拓生は地獄へ流される事になるのだが、エピローグ(どちらも共通)で「三次元陶酔」で描かれた過保子の趣味のシーンが映り拓造が呆れた様子を見せた所で話は終了する。
「やっと趣味に没頭出来るわ…!」
ただし、拓造が依頼者になったルートの場合、「三次元陶酔」のように拓造の手では過保子を地獄流しにする事は出来なくなるのだが…
なお、拓生はVRゲームをニコニコ生放送のようなサイトで実況配信している最中地獄流しに遭っているため、その様子が配信されてしまっているようで画面のコメントにも「地獄流し実況」「キタ━(゚∀゚)━!」などと書かれていた。
余談
藤商事公式Twitterによると、拓生の原型はパチンコ地獄少女シリーズ初代である『CR地獄少女』のリーチ演出の一つ「終わらぬ仕事」に登場するターゲット『紐野治五郎』で、こちらは遊んでばかりで働く無くなり指摘すれば暴力を振るう亭主に耐えれなくなった妻が地獄流しを依頼するというもので、このリーチが好評だった為に類似キャラの拓生が誕生したという。
拓生のリーチも人気があるのか、人気投票で一位だった為『P地獄少女 四』で別シナリオが製作され、再び地獄へ流される事になった。
(同作において本当に復活してまた地獄へ流されたジル・ドゥ・ロンフェールと異なり、拓生はあくまで弐から派生した別シナリオである)