概要
若干クセのある金髪を編み込み、サイドテールにした美人女子高生。
かなりの気弱な性格であり、運動部とは無縁の生活を送っていたが、グラウンドから転がってきたボールを投げ返した際に投手の才能を本庄鷹に見出され、大和によって強引にアメフト部に入部させられた。
入部後も性格は変わらず、間違われてチア部に連れ込まれても断れずにそのまま練習に参加してしまったこともあったが、人生の「しくしく期」とまで表現された日々の中でも決して練習をやめることなく、遂には超実力・超結果主義の帝黒において、1年の女子生徒であるにもかかわらず1軍レギュラー入りを果たしている。
TVシリーズが関東大会決勝の王城戦までしか映像化されておらず、原作のみの登場である。
入部の経緯と境遇、そして音を上げない強さが小早川瀬那と完全に一致しており、試合での初対面では互いに礼をしながら丁寧に挨拶し合うという、微笑ましい一幕を見せている。
能力は『フローラルカット』と平良が告げていたほどのパスシュートの正確さと弾道の美しさで、WRに理想のパスを送る典型的なポケットパッサータイプである。そして、圧倒的な攻撃力を持っていた帝黒にとってはそれだけで十分だった(彼女を推薦したのはWRの本庄鷹)。また、回避力にも長けており、サックされたこともなかったという。ただ、パス以外の戦術は披露していない。
その後は、アメフトを引退し、漫画家となった。
とはいえ、劇中でも最強のQBが狙ったような文化系女性キャラということで、登場に際して大いに物議を醸し出したキャラクターであり、それで作者も蛭魔を使って「実は小泉花梨郎」という男という苦肉の策発言をしてしまった。
なお、彼女によって正QBの座を奪われたのが元盤戸スパイダーズのQBだった棘田(いばらだ)キリオであり、彼女の入部前は大和や鷹と同じ1軍メンバーとしてトレーニングをしていた。だが、彼女の入部後は腐れて、セナが初めてメンバーと邂逅した際には4軍にまで落ちてしまっていたが、そのときでも彼女にきつく当たっていた。
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小泉花陽…漢字一文字違い。気弱だが活動にはしっかり取り組む点が共通しているが、花陽と違って花梨は最後まで自分の活動には嫌々参加している。余談だが、花陽の後輩に「梨」の字を持つ名前の子がいる。