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概要編集

没年255年。生年は不明だが、229年に朱拠に嫁ぎ、そして亡くなった時は30代に見えたこと(搜神記)などから、216年か217年生まれの可能性が高い。


孫権の三女であり、三国志上での名前は孫魯育。小虎というのは字である。大虎という姉がいる。義理の息子は朱熊と朱損、娘は孫休の妻(朱皇后)。


ちなみに一番目の夫・朱拠とは年の差が大きい夫婦である。結婚した時、朱拠は35歳になりました。


メディアにおいては、SEGAが発表し現在も稼動しているアーケードカードゲーム「三国志大戦」に登場している。

pixivに投稿されている小虎のほとんどが、この三国志大戦のもの。

イラストは、三国志大戦3ではmasaki氏が担当している。


人物像と三国志上での小虎編集

黄龍元年(229年)秋、朱拠に嫁いだことから朱公主と呼ばれた。


悲運の生涯編集

赤烏5年(242年)、孫和が太子となった時、姉の廃嫡計画に反対した。なお、朱拠も孫和を支えていたため、姉とは対立関係になっていた。


赤烏13年(250年)、朱拠が誅殺されると劉纂に嫁いだ。五鳳元年(254年)、孫英・孫儀らが相次いで孫峻の暗殺計画を立てるがいずれも失敗した。このため翌2年(255年)、姉が孫峻に対し「魯育も暗殺計画に加担していたようです」と誣告すると、孫峻は彼女を殺害したあと、その遺骸を石子岡(せきしこう、建業南郊の丘陵地帯)において乱雑に埋めさせた、さらに魯班は魯育と前夫との間に2人の義子朱熊と朱損も讒言で死に追いやった。


後に娘婿の孫休が帝位に就くと、孫魯育の名誉は回復された。元興元年(264年)、孫皓によって改葬された。


後日譚編集

孫晧が帝位に即くと、朱公主を改葬しようと考えた。しかし、石子岡にある墓はみなよく似ていて、どれが朱公主のものなのかわからなかった。宮女の中に、朱公主が亡くなったときの衣服をいくらか覚えていた者がいたので、孫晧は2人の巫女に命じ、それぞれ別の場所から朱公主の霊の様子をうかがわせた。その際には別の者に命じ、2人の巫女が互いに接触しないよう監視させた。しばらくして、2人の巫女は


「ひとりの女の幽霊が見えました。30歳過ぎぐらいで、上には青錦の衣と束頭、紫と白の袷と裳を着けられ、赤い厚織りの絹の履物を履いておられます。その女性は石子岡を半ばまで登ったところで、手で膝を押さえて大きなため息をつかれました。そこにしばらく留まられたあと、ひとつの塚のほとりで立ち止まられ、そのあたりをうろうろされているうちに、ふと姿が見えなくなりました。」

と言った。


2人の言うことがまったく同じだったため、その塚を開いてみたところ、中から巫女が言った衣服を着けた朱公主の遺骸が出てきた。


メディアでの小虎編集

他の漫画やアニメやゲームではキャラ付けされているものは少なく、三国志大戦でその姿が確認できる。

初出は「三国志大戦3.5 ~猛き鳳凰の天翔~」


三国志大戦での小虎編集

レアリティはSR。兵種は槍兵だが、武力がとても低く、知力もそこまで高くないという、一武将と考えるととても頼りない性能。

しかし特技が士気を0.5溜めた状態で戦闘を開始できる魅力、フィールド上に柵を設置できる防柵があるため、特技の面でカバーできるものは大きい。

そして槍兵であるので、いざというときは騎馬を迎撃し大ダメージを与えることができる。

さらにSRであるのにもかかわらずコストが1というとてもつない軽さなので、槍兵が足りないとき、低知力の武将が集まってしまっときに入れるとよい。後述の計略も局面でうまく利用できれば、戦闘を有利に運ぶことが出来る。

扱いは難しいといわざるをえないが、それでも入っていると頼もしい武将カードだ。

見た目は、銀色の長く美しい髪に、穏やかで優しそうな美少女そのもの。

他の女性武将と比べて戦闘力は低いが、そのあどけない美しさに魅了される男性君主は多い。


カードとしてのスペック編集

前述したように、素のスペックだけで見れば最低レベル。

ただ開幕時に士気の面で有利になる魅力と、柵を置くことのできる防柵のおかげで、舞踏系の計略の助けになることができる。

知力も4あれば伏兵一撃で落ちることもないので、開幕の伏兵探しなどにも重宝される。

かつ文官であるので、一騎打ちは発生させない。このことも計略要員としての強みがある。


以前とあまり変わらず武力も知力もあまり高くはない。

しかし、今回の彼女の計略のことを考慮するとあまり前線に出す必要もないので気にしなくていいだろう。しかし、防柵持ちを小虎含め3人用意しておいた方が彼女の身の安全が確保される。

守りに精一杯で攻城できなくても、彼女がいれば近づかなくても攻城できるので自城を守りながら攻めることが可能だ。


そして小虎の計略は、「春眠の誘い」

今まで呉には妨害計略を持っている武将があまりいなかったぶん、呉使いの人間には待望の妨害計略持ちの武将となった。

春眠の誘いの効果は、範囲内の敵武将の移動、計略、弓攻撃など全てを短時間停止させるというもの。

さらには範囲がとても広いため普通の号令の範囲に被せて放つことができるし、短時間とはいえ相手の行動すべてを封じることができる強力な計略であるのに、消費士気は5というお手軽さが魅力。

効果時間は低知力高知力を比較してもそこまで変化はなく、知力依存は弱めとされている。


ただし、敵味方問わず、誰かと接触すると計略が解除されるという特殊な性質を持っている。

このため、計略をかけたはいいが相手が密集していて、かけた瞬間に全員移動可能になってしまうこともある。こうなってしまうと士気損計略仕様損だ。

さらには騎馬を逃してしまうと短時間ですべて解除されてしまうため、使用する場合は細心の注意を払う必要がある。

ただ、相手がこの計略の対策を知っているからこそ、逆に相手を密集させることも可能。

ここは運でもあるし誘導する君主のスキル次第だが、うまく密集させることができれば、そこを火計などで一網打尽にすることができる。

もう一つこの計略の性質として、弓攻撃と槍オーラの攻撃では計略は解除されないというものがある。

だから呉の優秀な弓の面々を並べて一方的に攻撃することもできるし、操作の精度に自信があるなら、槍撃を狙っていくのもいいだろう。

さらには、強進の乱などの強制前進計略をかけられても、春眠のほうが優先される。


このように、小虎の計略自体は使う場面を考えなければならないが、相当優秀である。

ただし上記にある計略の欠点と、小虎自体のスペックが低いので乱戦に巻き込まれると一瞬で蒸発してしまうことを忘れてはならない。


三国志大戦4編集

2016月12月21日に稼働した三国志大戦4でも登場。

レアリティは以前と同じくSRだが兵種が歩兵に変更されている。ただし、魅力と防柵は変更されていない。

以前よりコストが0,5増えたが、彼女の活用性の高い計略のことを考えるとそれくらいは気にならないだろう。計略の詳しい内容は下に記入してある。

デザイナーは匡吉氏に変更されており、その見た目は桃色のツインテールに水色を基調としたリボンやフリルが大量にあしらわれたワンピースを着た幼女となっている。

・・・ちなみに夫の朱拠は普通に成人男性として描かれているので並べるとなんかヤバい。


カードとしてのスペック編集

今回の彼女の一番の魅力である計略、それは「流星の儀式」だ。

溜め計略であるためすぐに効果を発揮することは出来ないが、一定ターン経つと、敵城を攻撃するという優れた計略だ。士気も5と普通の計略並みなのでありがたい。

威力も武力が低い武将に攻城させるより高いので活用性が高い。しかし、4月26日のアップデートで新カード「大虎」が登場したことにより少し霞んでしまった。

何よりも問題なのが、この溜め計略の間彼女は動くことが出来ない。そのため戦場で一斉に攻撃されてしまえば一瞬で倒されてしまう。

それを防ぐために防柵で彼女の安全を確保し、敵をできるだけ近づけないようにするのがベストだろう。

しかし、それを踏まえても彼女はとても優秀なのでお世話になる人も沢山いるはずだ。


関連タグ編集

 孫権 孫休 孫皓  三国志大戦

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