概要
主人公の少女型兵器『アルマ』と、彼女を作った二人の天才科学者によるアットホームコメディ漫画。アルマちゃんの素直すぎる質問と分析に、天才科学者達は追いつめられる。
原題は「天才科学者たちが最高のロボットをつくった漫画」。作者のななてる氏がpixiv・Twitterにて掲載していた分が話題になり、現行の「少女型兵器は家族になりたい」のタイトルで本連載化(以降『連載版』と表記)。KADOKAWAのWEB漫画サイト「コミックNewtype」にて2021年7月9日より掲載を開始した。
2022年11月18日配信分の第18話をもって一旦更新を中断し、翌年9月15日配信分より再開し、2024年2月分で完結。コミックス単行本は全3巻。
その後、2024年7月31日より、「アルマちゃんは家族になりたいZ(以下『Z』と表記)」として「再起動」を果たし、連載が再開した。
2025年1月18日、アニメ化が発表された。
主な登場キャラクター
- アルマ:スペックは身長130cm・体重36kg・パンチ力8.4t・キック力49t・ジャンプ力一跳び60.1m・走力100mあたり4.1秒・誕生日(初回起動日)2月15日・好きな食べ物ハンバーグ(ホワイトソース)
CV:石見舞菜香(コミックスPV)
万能な戦闘用ロボット。頭は取り外し可能、動力はバッテリーで、ワイヤレス給電機能を持つパッドに座って充電する。また、ボディはいくつかスペアが存在し、その名の通り高校生ぐらいの体格となるが燃費が悪いという「タイプJK」も存在する。また、クラウドを通じて遠隔操作ができる代わりに5~6歳児ぐらいの体格で出力が2割程度(普通の子供と同等)の「Sタイプ」と呼ばれるボディも存在する。(こちらは頭部も一体型で取り外しはできない様子)
自身を生み出してくれたエンジ・スズメの2人を夫婦と認識し、以降「おとうさん」「おかあさん」呼び。一度自身の能力で2人の戸籍情報を改ざんするが、結局元に戻したらしい。
エンジには自身がロボットだとバレないよう教育されている。
後に小学校に通い始めた際は、「神里アルマ」と名乗っている。
『Z』以降は会社「アルマ」(後述のエンジとスズメがそれぞれ内緒で立ち上げていた会社を合併してできた会社)の社長に就任している。(曰く、エンジとスズメがじゃんけんで社長を決めようとしており、512回のあいこの末止めようとして来たアルマが偶然じゃんけんに勝ったことから)
名前の由来はラテン語の「魂」から。
- 神里エンジ:天才科学者その1。スズメ曰く「陰湿過ぎてモテないがAI技術には長けている」。研究に没頭するあまり、異性への免疫は小学生レベル。『連載版』最終話で会社「KAMISATO SOFTWARE」を立ち上げているが、後述のスズメの会社と合併している。
- 夜羽スズメ:エンジと同棲している天才科学者その2。エンジ曰く「性格はクソだがロボット工学の技術は優秀」。異性への免疫は小学生レベルなのは、エンジと同じ。『連載版』最終話でエンジに内緒で会社「YOBANEメカトロニクス」を立ち上げているが、先述のエンジの会社と合併している。
- 「おにいちゃん」:エンジとスズメが初めて共同で製作したロボット掃除機。エンジ曰く「最後まで謎の挙動が直らなかった」とのこと。また、アルマの前に共同開発したロボットは「おにいちゃん」以外にも沢山いるとも語っているが、基本的に「おにいちゃん」というとこの個体を指す。『連載版』終盤で改造され、起き上がり小法師のようなオブジェクト(アルマの見守り機能)が追加されている。
- 屋敷ハナ:失踪した飼い犬を探している場面でアルマに偶然遭遇した。その後(小学5年生と偽って)小学校に転入したアルマのクラスメイトになる。不良女子。
- 神里トキ:エンジの妹で高校生。かなりのものを持っている。絵を描く才能は壊滅的。同人版ではスズメとも幼馴染みであったが、『連載版』ではアルマが製造されてから初めて顔を合わせることになった(顔合わせ後は同人版同様「スズメ姉」と呼ぶようになった)。その関係性から当初アルマからは「おばさん(叔母さん)」と呼ばれていたが、軽く受け流していた。(とは言え、後々エンジとスズメにより訂正されたらしい)
- 思兼常夜:「おもいかね とこよ」。スズメの後輩の科学者で、スズメが大学に残していたデータを元に「マキナ」を完成させた。
- マキナ:常夜が完成させた戦闘用ロボット。性能はアルマのソレよりは下回る。元の設計データが同じなため、アルマからは妹と認識させられている。やはり頭は取り外し可能。初代ボディには動力炉を暴走させて自爆する機能が搭載されており、危うく起動しそうなところをアルマに強制停止させられたうえでエンジ、スズメに没収された(『Z』の時点でもまだアルマ家が持っている)。後にアルマと同じ小学校に通い始める。名前の由来はラテン語の「機械」から。
- ネオン・ウォズニアック:「ウォズニアック・エレクトロニクス」の令嬢。アルマに興味を持ち、戦闘兵器として会社との契約を(やや強引に)結びに来た。最終的には拒否されたものの、アルマからの「友達からはじめないか」という提案を受け、14歳にもかかわらずアルマと同じ小学5年生からやり直し始めた。名前の由来はラテン語の「新しい」、および「人工の光」から。
- リベルタ:『Z』からの新キャラ。身体はナノマシンで構成されており、自由に形状変化できる。アルマ達を危険な組織と認識し、隠密調査を行おうとしたが、すぐにアルマ本人にバレるなどなかなかうまくいかなかった。アルマに擬態してエンジ、スズメに接近するも「おにいちゃん」の活躍によりこちらにも露見。ただしエンジたちの勘違いから3人が暮らすアパートの隣人として受け入れられることに成功した。現在は近くのコンビニでアルバイトをしている。
リンク各種
少女型兵器は家族になりたい
アルマちゃんは家族になりたいZ
作者について