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少年名探偵WHO

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しょうねんめいたんていふー

少年名探偵WHOとは、はやみねかおるの小説作品およびそこに登場するキャラクタ―。

概要

はやみねかおるの小説作品。舞台は真都ヘアコームタウン。現時点では、「少年名探偵WHO 魔人降臨事件」(「あなたに贈る物語」収録)と「少年名探偵WHO 透明人間事件」(「メフィスト2007年5月号」掲載、青い鳥文庫化)が発表されている。

キャラクター

WHO

主人公の名探偵。「少年名探偵WHO」というと、彼を挿す。魔人降臨事件・透明人間事件など多くの謎を解いてきた。シャーロック・ホームズのような服装。

ネコイラズ

住み込み助手。かなり自由にふるまっている。前髪が長く、うっとうしい。背は高い。

アラン・スミシー警部

警部。WHOのことは、「少年」と呼ぶ。

松井鈴鹿

WHOの同級生、「真都新報」の記者。

作者

実は、作者は山村風太。今作品はぼくと未来屋の夏の作中作である。

ヘアコームタウン=髪櫛町

WHO=

ネコイラズ=猫柳健之介

イインチョ―=委員長

がモデルである。

実際に、「未来屋の夏」には、この作品が作中作として登場している。(こちらでは、「フー」ではなく、「フウ」)

作中作のほうはネコイラズの書き方がひどく、WHOの推理もあまりレベルが高くなかったが、今作では改善されている。

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  • 研究所跡で待つ

    少年名探偵WHOと助手のネコイラズくんが、わちゃわちゃしてるお話です。 ※※『あなたに贈る物語』収録「魔神降臨事件」の重要なネタバレが含まれています! 原作未読の方、原作の内容を覚えていない方は、絶対に本文を開かないで下さい!※※ ※原作の9節と10節のあいだの出来事を、想像して書いたSSです※  仲良いのか悪いのか分からない二人の微妙な距離感と、無意識の共依存関係がたまらなくかわいらしいので、書かずにはいられませんでした。スキンシップ多めですが、健全です。機械系の解説を少し入れてありますが、文系にはこのレベルが限界でした。最先端のメカと頭脳派少年という王道の組み合わせをお楽しみください。
  • 魔都炎上事件

    少年名探偵WHO~魔都炎上事件~ (1)

    風太くんが、自分の書いた小説の世界に入り込んでしまうお話です。未来を見通す未来屋と、魔都を恐怖に陥れる放火魔との、水面下でのせめぎ合い。その間で、WHOはどう動くのか? ショウの興行主は誰なのか? 死体の左足は見つかるのか? 時見vs時見vs名探偵の三つ巴対決という大風呂敷を畳めるように…………がんばって書きます。 詳細な注意書きは、別途こちらをお読みください(ネタバレあり)→ http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5918014 ※概要※ ・この小説はもともと、twitter上の企画「本当は怖い話(#hymn本怖2015)」に参加予定だったものです ・『ぼくと未来屋の夏』とそのスピンオフ『少年名探偵WHO』のクロスオーバー二次創作小説 ・魔都が舞台の連続放火事件 ・科学捜査ハウダニット ※注意※ ・恋愛描写/性的表現なし、cp要素なし ・一部ホラー風味 ・オリキャラ登場 ・長い (2)→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5985245
    28,248文字pixiv小説作品
  • 少年探偵とその助手

    BLのようなブロマンスのような、ネコイラズ×WHOの短編です。 注意 ※ヘイトではありません ※凍死体の描写があります ※ネコイラズくんの一人称は今回「ぼく」です ※「蒲団」表記なのは『蒲団』を意識してますが、別にオマージュのつもりではありません ※バールストンの荘園主とは『恐怖の谷』のダグラス氏のことです ※サメの映画は「パニック・マーケット」(未観賞) ↓以下、あとがきと原作考察 自分で書きながらちょっと泣いてしまいました。別にほもじゃなくてもいいので、二人には幸せになってほしいです。WHO先生とネコイラズくんって、仕事上では息が合わなくても、私生活上ではほんとに仲が良くて、ほほえましいですよね。良いコンビだと思います。 今回は文体のはやみね度を少し下げて書いてみました。WHO先生の一人称は自分の文体と近いので、自然に馴染み、とても書きやすいです。 少年名探偵。頭脳明晰で有能、甘え下手な少年。責任感が強くて、たまに危なっかしい。青い鳥版の挿絵では、男の子っぽくて可愛いのですが、未来屋漫画版ではヒロイックな超絶美少年イケメンで、雑誌挿絵では悪そうなお顔、というギャップがたまりません。WHOは風太くんの創作人物でもあり、分身でもあります。猫柳さんにも間接的な影響を受けています。 WHO先生の年齢はいくつなのでしょうね。挿絵ではけっこう幼くみえます。少なくとも10代前半であることは確かですが。風太くんに合わせるなら、11・12歳ですが、ネコイラズくんが弟子入りした年を未来屋の夏に合わせるなら、透明人間事件時点で13・14歳というところでしょうか。じゃあ事務所を開設したときの年齢って……? この子学校行ってるの……? 精神年齢が年不相応に高くて、大人びてるどころじゃない。 ネコイラズくん。唯一の獣人キャラがかわいすぎる。WHO先生のこと尊敬してるのはきっと本心。実は主夫力が高い。WHO先生の青い鳥。 WHOのことを子供扱いするアラン警部ですが、ちゃんと子供として扱ってくれる優しさを持つ大人ってことですよね。 『WHO』をほもにするつもりは全くなくて、どちらかといえば「イインチョー→←WHO」派だったのですが、ネコWHOの素晴らしさにも目覚めました。 『少年名探偵WHO』には魅力的なキャラクターたちが登場しますが、魔都という舞台も特徴的です。はやみねワールドは世界観が基本的にひとつながりですが、『少年名探偵WHO』ではいちおう風太くんが書いた小説という初期設定があり、世界の階層が異なります。しかも公式で「魔都は赤い夢の世界」発言されてるんです! 魔都という都市は、どんな街なのでしょうか? 武本糸会先生の漫画や挿絵では、西洋風の街並みとなっています。おそらくロンドンを意識したのではないかと思われますが、はやみね先生の小説本文を分析すると、意外とそうでもないようです。他作品と同じく、どちらかといえば「昭和~平成」寄りにみえますが、登場人物が珍しくパン食なことから、「日本っぽさ」はある程度取り除かれているみたいです。一方武本先生のデザインは、絵的な美観からか、「西洋×近代」を連想させます。この両者均衡する不思議な演出効果も、架空都市魔都の魅力を作りだしています。 うちの魔都のお話……。「うちの○○(キャラ名)」という呼び方がありますよね? 同じように「うちの○○(地名)」があっても良いと思うんです。あくまで原作の設定をベースにして、そこから妄想を広げた街の姿のことです。 『少年名探偵WHO』は既刊二編しかなく、挿絵や雑誌掲載版の情報を加えても、舞台や世界観の設定は、ほんの僅かの手掛かりしか得られません。登場人物設定にも謎が多く、意図的に設定を作り込まないようにしているとしか、考えられません。つまり、設定の無いのが設定、みたいな感じですね。おいしそうなお菓子の欠片が散らばっているのに、本体は隠されて見えない。にくいですねー。 そこで、世界観の曖昧さを逆手に取り、読者の方で好き勝手想像してみよう、と試みました。 「うちの魔都」は、原作の混沌とした舞台装置を取り込みつつ、自分の趣味も投入し、都合良くなんでもありの世界となっています。まず街の規模は、人口数百万の、中核~大都市で、首都か州都。一級河川があり、海に近いけど、大きな貿易港は持たず、おそらく近所に別に港を抱えている。掘割の走る海抜0㍍の地域もあるが、内陸へ入るにつれて、かなり勾配がつく。緯度は高めに40~50。建造物の様式は多種多様で、統一感がない。区画整理が下手で、大地震や大火災にも遭ったことがないので、新陳代謝も遅い。地面を掘れば遺跡が出てくるため、大規模な地下開発が進まない。交通網はカオスで、魔都歴10年くらいのベテランでなければ、路面電車や首都高を乗りこなせない。生活風俗・街並みは、「東洋~西洋 × 近~現代」をまぜこぜにし、技術史的には120年分くらいのゆるい幅をもたせています。 原作に登場する「旧市街」って、むかし城壁でもあったのでしょうか。そんな広大な無人区域が都市内に存在するって、よっぽどのことですよ。経済破綻でもしたのでしょうか。地方の人口を吸収する能力を失った老齢都市なのでしょうか。あるいはほんとうは違法移民が住み着いてたりして、治安の最悪な地域なのかもしれないですね。でも原作の描写ではただの無人の廃墟ですし。謎です。(もしやオリジナルの髪櫛町?) 『魔都』という昭和前期に書かれた、東京が舞台の探偵小説があり、ひょっとしたらこれが元ネタではないかとも考えましたが、じっさい読んでみて、あまり共通点はありませんでした。でも煉瓦建築と木造建築が共存するという街並みは、大正大震災以前の東京には合致するので、近代東京というイメージはあながち外れてはいないかもしれないです。WHOの登場人物名は基本的に日本人名で、作中の「天銀堂」なんてちょっと明治生まれっぽいですしね(ただし天銀堂ビルは明治建築でない)。 しかしコンビニはあるし、警官は犬だし、光学迷彩と筋電義手は時代に追い付かれそうだし、フリーサンドは追い付かれたし……深く考えてもしかたないですね。 個人的に推したい都市観は、「震災も戦災も64年五輪もなく、都市計画に失敗し、無秩序な西洋化が進み、退廃した、明治の延長としてのif現代(近未来)東京」なのですが、どうでしょう? (なにも東京にこだわる必要はないのか……) 今回のこの短編では、宵闇通りを描写してみました。宵闇通りに関して、原作では、1,通りの名前 2,真都の中心部から離れている、事務所に関して、3,築年数食ってて家賃が安い 4,星が見える くらいしかデータがありません。道の名前に「闇」が含まれていても、近代になって道路が整備され街灯が設置されたことで、暗闇が取り払われた可能性はありますが、作者の命名意図と4の条件からして、やはり宵闇通りは魔都の中でも暗い地域であることは推測されます。半分ゴーストタウンなのでしょうか。照明のスペクトルの関係でしょうか。あまり細かく考えすぎると、原作から外れてしまうのでやめますが、きっとそんなに賑やかな地域ではないんでしょう。 ここまでお読みいただきありがとうございました。
    19,277文字pixiv小説作品
  • 魔都炎上事件

    少年名探偵WHO~魔都炎上事件~ (2)

    前半は第一幕の現場検証です。かなり細かい火災鑑定の話になっていきます。警察や専門家が関わっている中で、少年探偵はどんな役割を果たすのでしょうか? ※図1~4は文中には挿入せず、別掲となっています。別窓で開いてご利用下さい。現場検証シーンが長くて読むのが怠くなってしまったら、図面だけ目を通して下されば、だいたいの概要が分かるようになっています。http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=53313138 後半、ついに猫柳さんが登場します! 猫柳さんとWHOが邂逅し、再び推理対決。そしてショウは第二幕へ進みます。 ここまでで事件らしい事件はもう終わりです。伏線を大量に張りすぎたので、回収が大変です。(3)はもう謎解きしてクライマックスにかかるだけですね! 詳細な注意書きは、別途こちらをお読みください(ネタバレあり)→ http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5918014 魔都炎上事件(1)→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5917853 ※概要※ ・この小説はもともと、twitter上の企画「本当は怖い話(#hymn本怖2015)」に参加予定だったものです ・『ぼくと未来屋の夏』とそのスピンオフ『少年名探偵WHO』のクロスオーバー二次創作小説 ・魔都が舞台の連続放火事件 ・科学捜査ハウダニット ※注意※ ・恋愛描写/性的表現なし、cp要素なし ・オリキャラ登場(今回はオリキャラが結構しゃべります。ご注意下さい) ・面倒な科学ネタ(ド素人文系が書いてる物なのでごめんなさい石投げないで) ・長い
    54,266文字pixiv小説作品

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