概要
1992年5月15日生まれ、長野県伊那市出身。
高校卒業後、東京藝術大学音楽学部器楽科チェロ専攻に進学するが、「社会と結びついた音楽をしたい」という理由で中退。その後、小澤征爾主宰の「小澤国際室内楽アカデミー」にチェロ奏者として在籍、2013年に「Srv.Vinci」という名義で独自の音楽活動を開始。ソロプロジェクトに近い構成であったが、メンバーチェンジ等を経てバンドとしての活動が主体になってきたことにより、KingGnuへと改名。2019年1月アルバム『Sympa』でメジャーデビュー。同年、「Daiki Tsuneta Millennium Parade」を原型としたソロプロジェクト「millenniumparade」をスタートさせた。
また、独自で他のアーティストへの音楽提供を行っており、2021年にはSixTONESに「マスカラ」という楽曲を提供している。さらに、米津玄師とは共同で「爱丽丝」や、アニメ『チェンソーマン』OPテーマ「KICKBACK」を制作している。
椎名林檎とも親交があり、2019年には幻のコラボレーション楽曲「2〇45」を制作しており、2023年に再びタッグを組み「W●RK」を制作した。
人物
父はロボットエンジニア(若い頃はジャズバーで演奏もしていた)、母は音楽教師、2歳上の兄にヴァイオリニストとしても活動している常田俊太郎がいる(King Gnu、millennium paradeのレコーディングなどに参加している)。祖父はカラーテレビの開発で紫綬褒章を受賞した工学博士の常田朝秀(東京帝国大学第二工学部電気工学科卒、久保田無線電機を経て東芝電子事業本部首席技監)。
両親がピアノ弾きであったため(父はジャズピアノ、母はクラシックピアノ)、音楽に囲まれた環境で育った。 5歳よりチェロを習いはじめる。
小・中は野球部であったが、中学途中より合唱部も掛け持ち。井口理とは当初はそこまで仲が良いわけではなかったが、合唱部の後輩だったこともあり共にNHK全国学校音楽コンクールの全国大会に出場。その後、常田がすでに中退していた東京藝術大学の学園祭にバンド演奏のため訪れたところ、出店の客引きで歌っていた井口と奇跡的に再会する。それをきっかけに「曲をレコーディングするからコーラスをやってくれない?」と誘ったことでSrv.Vinciのメンバーとして久方ぶりに音楽活動をするようになる。この2人のカップリングはファンの間で「伊那ズ」と呼ばれている。(2人が伊那市出身のため)
映画・ドラマとのタイアップ曲を制作する際には、「自分たちは『作品の奴隷』であり、『音楽の奴隷』である」ことを常に意識して制作に臨んでいるとのこと。