平資盛
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たいらのすけもり
平安時代末期の武将。平重盛の次男で平清盛の孫。
1161年~1185年
平重盛の次男。
平家一門全盛期においては幼少時から累進を重ね、代表的なエピソードとしては1170年に当時の摂政である松殿基房の牛車に下馬の礼を取らなかった事で基房側から恥辱を受け、父の重盛が兵を送って報復した事がある。
官位は最終的に従三位右近衛権中将まで進んでいるが、父の重盛の死後は祖父清盛の後継となったのは叔父の宗盛であった為、資盛や兄の維盛ら重盛の息子(小松家)は微妙な立ち位置となる。
治承・寿永の乱では兄の維盛や弟の清経が途中離脱して入水自殺する中、最後まで平家一門の将として戦い続け壇ノ浦の戦いの敗北により弟の有盛と従兄弟の行盛と共に入水自殺した。
後世にて資盛の子孫を自称する武家は多く、有名なケースとしては資盛の遺児とされる親実を祖とする織田氏があるが伝説の域を出ない。
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前作の平家物語after話をお読み下さり、ありがとうございました。 今回も、もう1話だけ短い私の資びわ話にお付き合い下さい。 表紙は曼珠沙華ではありますが、本編終盤では、資盛(と思しき人物)が出てくる際に南国の花、ハイビスカスが一瞬映ります。 そのハイビスカスにちなんだ話を書いてみようと今回思った次第です。 さすがにそのまま“ハイビスカス”と表記すると、話が一気に醒めてしまいそうでしたので、少しですが調べてみました。 最近では、日本の南国以外でも目にするようになったこの花ですが、和名やうちなーぐち(琉球語)を調べてみたら、平氏にピッタリの話でした。 恐らく本編においても、“そういう意味”をもって描かれているのだろうと。 なんと言うか、滾るものがありました。 しかもその花の色……平氏の旗と同じ赤色であるが故、本編に相応しいものでした。 そんな衝動にかられた拙作ではありますが、どうぞよろしくお願いします。 今回はびわ視点のお話です。2,386文字pixiv小説作品流れ着いた先で
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資盛は、壇ノ浦の後何度も何度も巡る春を迎えて四季の移ろいを見つめていくのだろうけど、満開の桜を見上げることはできないんじゃないかな と考えたところから膨らんだお話です。捏造の捏造の捏造の海です。 大切な人たちと笑いあっていた日々に桜の木があったのなら、見上げると思い出してしまいそうで、思い出に蓋をするように桜を見ようとしない資盛。 びわと出会ってはじめて桜を見上げられたらいいなと思います。 変わることを受け入れ見届けてきたけれど、変わらないものもそばにはあって…。桜の舞い散る光景を見た時に家族と過ごした日々のあたたかさを何十年ぶりに感じて欲しい。 みんなそばに居てくれたんだなって。 最期まで好きなんて言い合わないけど心では深く繋がってたと思いたい、そんなおふたりさんです。 お読みいただき誠にありがとうございました。13,010文字pixiv小説作品