概要
EP4序盤のレイドボス。EP4設定資料集によれば、「ハギト・フェムト」の具現武装的存在とのこと。
旧日本海軍の戦艦大和(最終仕様)がモデルでOPムービーにも採用されている。外見と中身が全くかみ合わない他の幻創種同様、オリジナルには存在しない飛行能力、潜水能力を備え、艦載機としてゼロ戦型の幻創種「幻創戦闘機」を召喚することができ、更にはレーザーを発射することが可能とのこと。強化版ではあまつさえワープ航法すら使っていた。なおハギトの姿をかたどった軍人風の幻創種ハギト・フェムトが前半戦終盤でお邪魔キャラとして出てくる。後半戦はコアとなり幻創戦艦大和の操作をしている模様。
戦闘では艦砲射撃を基本としつつ燃焼弾、凍結弾、パニック弾、レーザービームを撃ち、一度生身で艦砲を破壊した後は武装を再生して飛行し始める。ここから先は生身ではなく戦闘ロボット「A.I.S」による戦闘となる。飛翔後は衛星砲やミサイルを召喚するなど幻創種らしい攻撃を開始する。撃破すると艦橋を模したロッドや艦砲を模したツインマシンガン、ナックル、その他の地球やA.I.Sモチーフの武器が手に入ることがある。
戦艦大和ファンのハギトの憧れや想像、信仰の影響もあり、幻創種の中でもそのぶっ飛び度はトップクラスとなっている。
しかしこれだけ強大な幻創種を召喚するにあたり、ハギトは自分のエーテル操作能力をすべて捧げているとのこと。よって、もう誰にもコントロールできない状態にある。ハギト・フェムト本体が無事な限り何度でも現れる。「太平洋に謎の影!?」とそれらしきネットニュースの記事が見られたが、アークスによって周辺の海域ごと遮蔽されているため今のところ騒ぎにはなっていないようだ。
武装
45口径46cm3連装砲
言わずと知れた戦艦大和の主砲。
実弾のほかに、某宇宙戦艦ばりの青いレーザーを発射可能。
このレーザーは収束することで元気玉のような超大型エネルギー弾となり、地表にいるアークス達を一掃できるほどの破壊力を誇る。この場面は敵が多いうえに元気玉のせいもあって重くなりやすい。PCスペックや回線によっては爆発からしばらくして突然死することもある。
強化版ではこのエネルギー弾を複数回使用できる。
これら砲撃は一切ガード不可能。ガード効果のある行動はすべて貫通する。
15.5cm副砲
威力は主砲ほど高くは無いが、様々な特殊弾を装填可能で、凍結弾、燃焼弾、特殊弾(混乱)を発射可能。
対空砲
両舷に装備されている40口径12.7cm連装高角砲、13mm連装機銃、25mm3連装機銃。
威力は主砲に比べてかなり低いが、高い速射性を持っているため、迂闊に近づくとA.I.Sがハチの巣になってしまう。
衛星兵器
人工衛星を象ったビーム兵器。
合体させて回転させながらビームで薙ぎ払ったり、分離して高弾速のエネルギー弾を発射する。
強化版では上空からビームを発射するという技が追加されている。
「さあ、ひれ伏したまえ!懺悔の時間だ!」
「見よ!この超越した火力を!」
対空レーザー
両舷に装備されている対空レーザー砲。
レーザーで薙ぎ払ったり、誘導エネルギー弾による弾幕を形成可能。
全方位レーザー砲
上記の対空レーザーとは異なり柱上の構造体を喫水線付近から多数具現化し、そこから高威力のレーザーを大量に照射する。
元々は下記の巨大ミサイル展開中の迎撃阻止用の兵器だったのだが強化版では後半になると常時展開する。
魚雷
艦底部に装備されている魚雷。
強化版では発射数の増加に伴い艦の真下の安置が消失し、更に爆風判定が艦体を貫通するようになるのでかなり厄介になっている。
4連装艦対空ミサイルランチャー
誘導が強いミサイルランチャー。
ステップやオーバーブーストをしないと被弾してしまうので要注意。
大口径単装カノン砲
列車砲に似た砲身からワープミサイルを発射。
「死角など存在しない!」
なお、ミサイルランチャーと単装カノン砲は元々は使用時のみどちらか一方が具現化されていたのだが、強化版では後半になるとカノン砲二基とミサイルランチャー四基が常時展開され、他の攻撃と独立してミサイルをばら撒くようになる。
巨大ミサイル
体力が残りわずかになると使用してくる。
H-IIAロケットを象った超大型ミサイルを8発発射。
すべて撃墜すると墜落して一定時間無防備になるが、1発でも破壊し損ねると全体に即死級の特大ダメージを与える。
射撃に対して絶対的な耐性を持っており、普通だったら数万クラスのダメージを叩き出せるA.I.Sのフォトンブラスターでも一桁ダメージに抑え込んでしまう。
強化版では8発展開された後、時間差で8発が追加展開される。
「殲滅シークエンスへと移行!一瞬で塵にしてくれる!!」
弾道ミサイル
艦首から4つの弾道ミサイルを発射。爆発すると広範囲にわたって即死級の大ダメージを与える。
強化版のみ使用。開幕からいきなり確定使用するが巨大ミサイルとは違い射撃耐性は持っておらず阻止自体はそこまで難しくはない。その代わり時間経過で何回も使用する。
「笑わせる。その程度の戦力で、この艦に挑もうというのかい?」
天轟幻創戦艦・大和
2017年7月19日に登場した幻創戦艦・大和の強化版。挑戦条件として、大和の強化版レイドクエスト「威風堂々たる鋼鉄の進撃」の発生時間内で大和を撃破したメイン/サブクラスレベル80/80のアークスのみが挑戦できるステージとなる。(これは以前も実装したレイドクエスト「新世を成す幻創の造神」の延長戦と同じ仕様である)
4人用クエストという事もあってか、耐久力は格段に落ちている。
しかし、火力は全体的にアップしており、継続的に高性能な誘導ミサイルをばら撒いたり、誘導ミサイルを発射する砲台を全て破壊すると大量の幻創戦闘機を射出するなど、CAVEシューもかくやと言わんばかりの猛攻を仕掛けてくる。
特にこちらは頭数が三分の一に減っているので、事実上通常の三倍以上の攻撃をいなしながら短い制限時間内に大和を沈めなければならない。
無事撃破すると地球シリーズ武器の上位種「セイカイザーシリーズ」「グリシナシリーズ」の武器等がドロップできる。
最期
プレイヤーたちアークスに一度は大和の武装を破壊されるが、ハギト・フェムトは艦体と合一を開始。より強力な武装を出現させ、更には飛行と瞬間移動の能力まで発揮させた。海上にて再びA.I.Sとの戦いとなり、激戦の末に幻創戦艦・大和は轟沈。完全敗北を喫したハギト・フェムトは消滅した(EP4設定資料集より)。
備考
本来は艦首に実物ではない商用使用可能な菊花風紋章を掲げていたのだが、それに対して悪意ある偽情報、歪曲情報の拡散(しかもその動機が愛国心を口実とした事実上の私腹肥し)とそれを聞きかじった多くの外野によるクレームや、その悪意ある行動に激怒したプレイヤーたちまで巻き込んだ騒動をよんだため、代わりにESC-Aマークを象った紋章を掲げるというデザイン変更を余儀なくされた。さらに酒井P自身の心境を公式ページに公表したり、紹介PVの右下に「このゲームはフィクションです」というテロップが念入りに表記されている(なお強化版のPVにはフィクション云々のテロップが消えている)。
強化版以降での幻創種としての特性を最大限利用した化け物じた性能は最早条件次第では宇宙戦艦や霧の超戦艦ともタイマンを張れそうなレベルに達しており、一部ではこの極端なまでの魔改造は上記のクレーム騒動の影響も少なからずあるのではないかと言われている。
2016年10月5日、チームルームの拠点として幻想戦艦・大和(覚醒前)が登場。
ブリッジなどに上れたり、主砲発射ギミック等、見どころ満載となっている。
また、青島文化教材社から幻創戦艦・大和のプラモデルが登場。ハギト・フェムトのボイスチケット等が入ったプロダクトコードが封入されている。