原作小説における概要
モンテ・クリスト伯の最も有名な台詞。
本作の最後にエドモン・ダンテスからマクシミリアンとバランティーヌの若き恋人たちに贈られる、「Attendre et espérer!」の日本で一番有名な翻訳。
ちなみに翻訳本によって少し文が異なったりする(講談社文庫は「待て、そして希望を持て」)。
Fate/GrandOrderにおける概要
待て、しかして希望せよ(アトンドリ・エスペリエ)
- ランク:B
- 種別:対人宝具
- レンジ:1~50
- 最大捕捉:1人
悪逆と絶望と後悔に満ちた暗黒の中に在って眩く輝く、一条の希望。
人間の知恵は全てこの二つの言葉「待て、しかして希望せよ」に凝縮される。
まさかの回復宝具。自陣のうち一名を、瀕死(戦闘不能状態)からでも完全回復させる上に、全パラメーターを一時的にランクアップさせる。
同ゲーム内では宝具及びスキルとしては実装されてない(されていたら、バランスブレイカーになると思われる)が、メインシナリオ第1.5章の亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境新宿』にて、瀕死だったとある復讐者をこの宝具で助けたとされている。
余談
この台詞がfateにて宝具として選ばれた理由は恐らく前述の‘原典’ではなく、アニメ『巌窟王』の次回予告にてこの訳文が繰り返し放送されたからではないかと考えられる。
アヴェンジャーが持つもう一つのゲーム未使用宝具「巌窟王(モンテ・クリスト・ミトロジー) 」とも辻褄が合う。
また、アニメ『巌窟王』監督の前田真宏氏は、アニメ制作時にSF小説『虎よ、虎よ!』をイメージの元にしたことを明言している。
FGOエドモンの第二宝具『虎よ、煌々と燃え盛れ(アンフェル・シャトー・ディフ) 』もこれを意識したものと思われる
アニメでモンテ・クリスト伯を演じた中田譲治氏は、度々(Fateのイベントでも…「待て、しかして希望せよ!あれ?違ったっけ?」)このセリフをパロっており、当時のアニメファンにとって非常に印象深いセリフであった事が窺える。