概要
小説家になろうに2020年9月から掲載されている小説作品。正式タイトルは「後宮茶妃伝 ~寵妃は愛より茶が欲しい~」。
作者は唐澤和希。
2021年4月から富士見L文庫にて書籍化されている。イラスト担当は漣ミサ(pixivアカウント)。
2022年11月からやわらかスピリッツでコミカライズが掲載されている。漫画担当は井山くらげ(pixivアカウント)。
あらすじ
美味しいお茶に目が無い茶道楽の娘采夏は、自分が栽培したお茶を皇帝に献上するべく選定会に参加しようとする。
しかし会場を間違ってしまい、流れで后妃選定試験を受けることに。しかも合格して後宮入りしてしまう。
「下級妃では自由にお茶が飲めなくなってしまう」と意気消沈していた采夏だが、お忍びで出歩いていた皇帝黒瑛と偶然出会いお茶を振る舞ったことで物語が動き出す。
登場キャラクター
- 采夏
茶師の娘。18歳。
大変なお茶好き。と言うよりも、お茶のことしか考えていない。
- 黒瑛
現皇帝。「宦官の言いなりの引きこもり皇帝」と言われているが、立場を取り戻そうと動いている。
- 士瑛
黒瑛の兄で、前皇帝。秦漱石に歯向かったために毒殺された。
- 永
皇太后。士瑛と黒瑛の母。
- 秦漱石
宦官。国を実質的に支配している男。
- 貞
後宮で皇太后に継ぐ地位の「花妃」。秦漱石の姪。
苛烈で意地が悪く、下級妃からは恐れられている。
- 玉芳
下級妃。二胡の名人。
- 虞礫
- 虞坦
黒瑛の側近。
- 陸翔
官吏。士瑛・黒瑛兄弟の師でもある。
現在は宮中から離れている。