「あのナツが、恋愛ねえ……。じゃあ全国制覇はもう、諦めたんだね」
概要
鹿野千夏の元チームメイトで、当時の姓は「木戸」。ミニバス時代は天才的な技量を持っていたが家庭の事情もあって内部進学せず、バスケも辞めて他所の高校へと進んでいた。
かつてはバスケ一筋のスポーツ少女だったが色々あってかなりひねくれており、部活で努力する意味なんかあるのかと冷めきった事を口にしていた時期もあった。針生も名前を聞いた時点で「あのイヤミ大臣」と嫌そうな顔をしていた辺り、結構早い段階で捩じくれていたようである。
登場時は高身長かつ目付きが鋭いこともあってヒール的な感じを漂わせていたが、紆余曲折を経てバスケに復帰し、性格はかなりマイルド(……?)になり髪もバッサリと切っている。
登場話が収録されたコミックス10巻は集合イラストがカバーイラストだったため彼女も出ているのだが、「義理があるから出たけど写真撮ったらすぐ帰るからな」とでも言いたげに顔を背けている。
まあ彼女にしたらなにも言わずに離れた元チームメイト/クラスメイトがいて気まずいだろうし、そもそも集まった大半と面識がなく「誰?」という状態なのだが。
本編での活躍
名前がはじめて出たのが82話で、その際に松岡が一瞬固まっていた事や同話ラストに出た試合後の写真でセンターにいるにもかかわらず後輩は彼女を知らない、という事で「既に故人なのではないか」という考察もされていた。
※実際そういう設定で書かれたSSも某所にあったりする。
次の話では無事健在な姿で登場し、大喜を連れていた千夏にたいして冒頭の言葉を挑発するように投げ掛けた。……ちなみにそのあと、同行していた友人の宗介にチョップされた上たしなめられている。
千夏との間にはすれ違いによる大きな溝があり、それを埋められないままでいる事を内心では強く気にしている。
宗介との関係性
クリスマスにデートの約束をしていたり、ニーハイ穿いてきて欲しいという宗介の頬を全力でつねったりと気安い間柄。
ひねくれて大変面倒くさい性格な彼女とそれだけ仲が良いのだから、もうかなり長く付き合っている……ようにしか見えないのだが、公式のTwitter連動人気投票では「夢佳の友人」として紹介されていた。公式見解では彼氏ではないらしい。
また夢佳自身が千夏に重くて湿った感情を抱いていそうなので、それも向かい風となっている。
がんばれ変態メガネ。
公式で二人の馴れ初めや完成の掘り下げが描かれる可能性は、なにしろサブCP故に低そうなのも痛い。そのせいか二次創作では付き合い出す切っ掛けの話や、夢佳に殴られ蹴られながらも健気に寄り添う宗介が書かれたり書かれなかったり。