御朱印を押印・墨記してもらうための専用の帳面。
なお寺を目的とした、霊場(寺廻り)の巡礼に用いるものは納経帳と呼ばれる。
概要
御朱印帳は書店や文具店などでさまざまなデザインが販売されており、『Holly Hock』や『しるべ』といった御朱印帳専門店も存在している。
大きな寺社では、お守りなどを販売している所でオリジナルデザインの御朱印帳を売っていることもある。大田区の羽田神社のものには飛行機が描かれていたり、宮崎市の青島神社のものにはヤシの木など南国の風景が描かれていたり、各々特徴的な御朱印帳が取り扱われており、参拝をしながら集めて回るのも楽しみの一つとなる。
価格は1000円~1500円程度。
ハローキティやリラックマ、ミッフィー、神田明神でのFateコラボ御朱印帳のように版権作品系デザインの御朱印帳も発売されている。
ミニ御朱印帳
派生的な商品として「ミニ御朱印帳」がある。ひとつは障がい者支援事業であり、雛人形の素材リサイクル計画である「福よせ雛プロジェクト」による品、もう一つは株式会社トイズキャビンによるグッズである。
前者は他の雛人形に持たせられるサイズで人形の持物としての使い方ができる。後者もフィギュアに持たせたり、ミニチュアとして使う用法が想定されている。
ミニ御朱印を実際の御朱印集めにに用いる人々がおり一部の寺社では対応しているが、いずれも本来実際の御朱印帳としての機能は想定されていない。
「※本商品を使用しての神社仏閣での御朱印依頼は前提にしておりません。ご了承ください。」(トイズキャビン公式ツイート)
「この福印帳は小さいので御朱印帳、納経帳としてすべての神社様、寺院様でお使いいただくことは出来ないかもしれませんのでお使いいただくときは窓口でお聞きされてからお出しいただくとよろしいと思います。」(福よせ雛プロジェクト公式サイト)
書き置きの貼り付けタイプの御朱印が用意されているのでない限り、その場で極小の御朱印帳に筆で書き込み印を貼る作業は寺社にとって負担になることを踏まえるべきである。
もし使いたいならミニ対応を表明している場所を選ぶか事前に問い合わせをし、断られてもけして文句を言ってはならない。
参考:「『ミニ御朱印帳』なるものに迷惑しています!」とあるお寺の住職が苦言「そんなのあるの?」→寺社によっては対応しているところも