概要
その中性的な容姿ゆえ放送前から始まった性別論争の末に生まれた単語であり、男でも女でもないよティエリアはティエリア!という称賛の意味で使われるタグ。
ファーストシーズンより表向きを少年と装い活動している性別:不明という設定を持っていたが為、TVシリーズ後と劇場後の書籍媒体では「性別を持たない」と表記がされており、監督や脚本家のインタビューでも中性(=無性)として扱われている。(初期案は重装甲ガンダムに乗る男装の美少女で企画を進めていた事も明かされた)
実際に本編内でティエリアをはじめとするイノベイター(イノベイド)は基本的に心と体に性別を持たない中性である。
(アニューや最終回の市中に登場する人間の中で無自覚に情報収集するよう造られた非戦闘タイプには、自分が人間ではない事に気付かないよう性別が付与されている)
ただ、こういう無性別設定の人でも『体内の余剰水分を破棄する身体構造の一部がどのように機能するのか?』という生物学的に絶対必要な身体構造がある。これには日常生活で蓄積された毒素の除去が行われるので、『偏った性別を精神肉体に持たない特異な存在』(Byティエリア)と明言されたとしても、生殖・自己認識性別とは関係無く、純粋な破棄システムが戦闘型イノベイドとして「どっちが効率的なのか?」という真理が存在するゆえに、第三者が客観的に見た外見上の認識だけは確実に存在する。
(それでも無いと判断する場合、体内毒素を専用施設なり光合成で破棄する・汗だけで全てを済ますと言った、特殊な方法を取る必要がある)
イノベイドより抜粋。
という事なので、ティエリア自身にも余剰水分排出機能(どういう事なのかは察してくれ)が備わっているので外見的に男か女か近しい見た目それだけは存在するのだが(精神体イメージで胸のふくらみは無い)、戦闘型マイスター故に、精神構造として偏った性別を持たない人物であるため、精神の性別は議論しても無意味のようで、これら指摘点も踏まえて「性別:ティエリア」といわれることもある。
なお世に数多出回る公式を扱った媒体において「もしティエリアを”男性”とする物があれば、それは00公式的には間違いです」「今後もティエリアが男性になる事はありません」と監督により言及されている。
2期の序盤まで自身が敵と同じイノベイドである事を知らなかったために、ごく一部の書籍で「人間だと思っていた」と書かれる事があるが、ティエリアは自身が人間に任せられない計画のために造られた事を自認しており、小説では自らで語っている。
セカンドシーズン第8話に登場したドレス姿や女性姿のティエリアイラストにつけられることが多い。
尚、この際の変装であるが、これは服装や特殊メイクだけでなく、ナノマシンにより実際に肉体構造も変化させており、つまり女装というより女体化である。
ちなみにセカンドシーズン第8話でティエリアの女性声を演じたのは、女性のホリー・スミルノフ役の田中晶子。
イノベイドであるティエリアが声帯を調節して話している設定であるため、一度神谷浩史氏の演じたものを田中晶子氏に聞いてもらい演じて貰っている。