概要
『怪人二十面相・伝』は、北村想による小説。
戦前と戦後の作品で、怪人二十面相の行動理念やトリックが異なる点から、怪人二十面相が二人いるのではないかと考えた北村が、自身の説を元に小説化した作品でもある。
2008年に映画化。映画化にあたって大規模な原作改変が行われている。
登場人物
- 武井丈吉
『怪人二十面相・伝』の主人公であり、初代怪人二十面相。サーカス以上の舞台を求め、自分の能力を怪盗として活かすようになっていく。
- 遠藤平吉(演:金城武)
『怪人二十面相・伝 Part II』の主人公。原作『サーカスの怪人』で、怪人二十面相の正体とされた人物。初代明智から初代二十面相が残した資料を受け取り、初代二十面相の芸術性や人柄にほれ込み二代目を目指すようになる。
映画版では、ただのサーカス団の一員だったが怪人二十面相として疑われ、追われる身となってしまう。そのため、怪人二十面相打倒のため、彼に立ち向かう決意を固める。
- 小林芳雄(演:仲村トオル)
もとは少年探偵団の団長だったが、明智が老いて病に侵されたと知ると、その名声を自分のものにしようと企み、明智の養子となり、二代目明智小五郎を名乗るようになる。