『役を演じきったなら……舞台から降りる時だ』
「私の魂を捧げる。だから吊られた男を救って欲しい」魔術師の申し出を受け入れ、悪魔は契約を結ぶ。神を否定し、困難に挑む人の姿を、悪魔もまた見届けたくなったのだ。──『劇フェス』戯曲・第一幕より
概要
本役は、ゲームアプリ『少女☆歌劇レヴュースタァライト -Re LIVE-』（スタリラ）の劇中劇アルカナ・アルカディアに登場する人物である。演じるのは、聖翔音楽学園の花柳香子。
アルカナ・アルカディアは、全六幕からなるタロットカードを擬人化した登場人物たちの時を超えた壮大な叙事詩となっている。
本記事で取り上げる『悪魔』の正位置の意味は執着・堕落・邪心、逆位置の意味は悪意・解放・腐れ縁を断ち切るである。
作中では、『魔術師』と契約を交わし、現世に現れた悪魔という役柄となっている。
『悪魔』を演じるのは、花柳香子。香子は、聖翔音楽学園俳優育成科の2年生。生粋のお嬢様で、計算高く自分勝手な性格。だが、卓越した歌謡と舞踊の才を持つ舞台少女であり、日舞の腕前は作中随一。石動双葉とは幼なじみで、生活のほとんどを頼りっきり。巴珠緒に対して、実力は認めながらも、負の感情を抱いている。
劇中劇アルカナ・アルカディア内での活躍
以下、ネタバレ注意。
第一幕
舞台は、妄熱病という不治の流行り病が広まった世界。医学によって人を救おうとする『吊られた男』と、神のみが人を救うべきと信じる『女教皇』は対立していた。
火あぶりされようとしていた『吊られた男』を助けるため、『魔術師』は『悪魔』と契約を交わす。『魔術師』の魂と引き換えに、『吊られた男』を救う、という。
契約の通り、『悪魔』は『女教皇』とその騎士を地獄に落とし、『吊られた男』を救い出す。そして、『吊られた男』に、地獄での再会を告げ、元いた場所に戻ったのだった。
第六幕
『我儘に、傲慢に、自分勝手に——心の赴くままに！』
荒涼とした白い砂漠。月明かりの果て……約束の場所、秘密の楽園である『月』で、【星の少女】に語りかけるアルカナの一人として登場する。
配役された舞台少女との関連性
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⚪︎すべてを俯瞰する『悪魔』の姿は、他人事のような態度をすることが多い花柳香子と重なる部分がある。
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同幕の登場人物
タロット番号
