『ここ【幸福都市】では、みんなが例外なくこの都市のために働き、みんなが例外なく幸福に生きています』
今日もまた判決が出なかった。構わない、裁判長がそう決めたのだから。「私は検事としての職務を全うするのみ」彼はそう思っていた。あの老人が証人台に立つまでは。──『劇フェス』戯曲・第三幕より
概要
本役は、ゲームアプリ『少女☆歌劇レヴュースタァライト -Re LIVE-』(スタリラ)の劇中劇アルカナ・アルカディアに登場する人物である。演じるのは、凛明館女学校の夢大路文。
アルカナ・アルカディアは、全六幕からなるタロットカードを擬人化した登場人物たちの時を超えた壮大な叙事詩となっている。
本記事で取り上げる『節制』の正位置の意味は調整・調和・巧みな管理、逆位置の意味は執着・馴れ合い・稚拙な運用である。
作中では、【星の少女】を嘘つきと断定し、容赦なく問い詰める検事という役柄となっている。
『節制』を演じるのは、夢大路文。文は、凛明館女学校普通科の2年生、演劇同好会所属。真面目な性格で世話焼き体質。とある事情により、シークフェルト音楽学院舞台俳優学科から凛明館女学校普通科に転校したが、かつては雪代晶と並ぶ実力者だった。
劇中劇アルカナ・アルカディア内での活躍
以下、ネタバレ注意。
第三幕
舞台は、法廷。【星の少女】は迷い込んだとある国で、謂れなき罪により法廷に立たされていた。裁判長を務めるのは『正義』、検事を務めるは『節制』。結果ありきで、何度も繰り返される茶番のような裁判。陪審員の一人『太陽』以外は、ただの一人もこの法廷に疑問を持っていなかった。
けれども、繰り返される茶番劇は、【星の少女】の想いに心動かされた『隠者』の語る真実によって終わりを告げる。誰もが忘れてしまった、【幸福都市】の真実によって、【幸福都市】はその機能を終わらせるのだった。
第六幕
『あなただけの燃料を燃やして生み出す、剥き出しの……あなただけの、あなた自身のキラめき』
『だから……言葉を超えて伝わるの。壁を、距離を、時代を超えて、伝わってゆくの。あなたが表現したキラめきは——』
荒涼とした白い砂漠。月明かりの果て……約束の場所、秘密の楽園である『月』で、【星の少女】に語りかけるアルカナの一人として登場する。
配役された舞台少女との関連性
※本項目は編集者の主観で記述されています。明らかな間違いや矛盾等があった場合、加筆修正をお願いします。
⚪︎夢大路文は親元を離れ一人暮らしをして、節約生活を送っている。つまり、節制している。
⚪︎鳳ミチル曰く、過去の出来事から、分をわきまえて行動していた文の姿は、『節制』であった。
関連イラスト
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同幕の登場人物
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