愛にできることはまだあるかい
あいにできることはまだあるかい
RADWIMPSの楽曲で、2019年7月19日に公開されたアニメーション映画『天気の子』の主題歌(劇中歌)でもある。また、English Version(英語版)では『Is there still anything that love can do?』という題名がつけられている。
フル版の長さは6分54秒。そのほか、劇中においても抜粋・編曲がなされた「Movie edit」が流れている。
『天気の子』を象徴する曲であり、プロモーションビデオ第1弾(「予報①」)をはじめとする数々の宣伝のなかで印象的に用いられているほか、映画の作中でも「晴れゆく空」「陽菜と、走る帆高」などの数々のBGMに流用(アレンジ)がなされている。
アニメ映画『君の名は。』の公開から1年が経った2017年の8月に、『天気の子』の構想を練っていた新海誠から同作の脚本を渡されたRADWIMPSは、その脚本から得た印象をもとにして『愛にできることはまだあるかい』と『大丈夫』(『天気の子』エンディングテーマ)のデモ曲を書き上げている。とりわけ、同作のメインテーマとなった『愛にできることはまだあるかい』については、物語の主人公とヒロインである森嶋帆高と天野陽菜の関わりをもとに、「お互いが相手によって自分というものを内側からどんどん変えてもらった、そこで変われたことの勇気みたいなものを相手のために使いたい」という想いを世界観として盛り込んでいる。
また、監督の新海誠は、この曲の最後の歌詞にある「愛の歌も 歌われ尽くした 数多(あまた)の映画で 語られ尽くした」から始まる一節を気に入り、「いままでさんざんいろんなラブストーリーが書かれているけれど、それでもまだまだ自分が信じる愛の物語をやっぱり書きたいんだ」という想いを明かしている。