概要
序盤から中盤は、現代日本を舞台に伝奇的なストーリーが展開するが、中盤以降には、未来世界、平安時代、精神世界などが舞台となり、SF的要素が強まっていく。
数多くの謎と伏線が全編にちりばめられ、それら全てが最後に見事な決着を見せるという完成度の高い作品となっている。
本作にはプロトタイプとも言える同タイトルの短編が存在する(後に『邪神戦記』と改題)。また、派生作品として夏元雅人による本作のリメイク 『降魔伝手天童子』がある。
あらすじ
「鬼」によってこの世界の夫婦に預けられた手天童子郎が、鬼に関わる数々の敵と戦いながら、己の出生の謎を追っていく物語。
少年へと成長した彼は、鬼に関わる奇怪な敵たちに襲われる。子郎を護る2体の鬼「戦鬼」と「護鬼」の力を借り、敵を退けていく。
だが、戦いが終わると同時に戦鬼と護鬼によって、異世界へと導かれていく。それは子郎の出生と、鬼の謎を解き明かす、長く数奇な旅の始まりであった。
登場人物
- 手天童子郎
- 柴竜一郎
- 柴京子
- 戦鬼
- 護鬼
- 白鳥美雪
- 白鳥勇輔
- 大山直次郎
- 無双力
- 無双ユウ
- 小谷椰子夫
- 梶工作
- 種村
- 暗黒の魔主
- 鬼谷妖次郎
- 魔邪利 妖念
- 邪腕坊 苦海
- 大暗黒死夜邪来
- 小隅黎次郎
- 女蛮子
- ローラ・クリステル
- アイアンカイザー
- 源頼光