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概要

文部科学省が、2021年3月26日からTwitterを中心としたSNSで行ったプロジェクト。


近年、教員採用試験の倍率低下や教師の人手不足が問題になっており、それが原因で授業に支障をきたしている学校も珍しくない。

この解決策として、現役教師の生の声をSNSで発信させ、やりがいや魅力を広めることで教師志望の若者を増やす目的で始まった。


投稿はハッシュタグで「#教師のバトン」と記すことで共有される仕組みである。


実態

いざ始まってみると、文部科学省の目論見とは裏腹に、投稿は現場職員の怨嗟の声で溢れかえり大炎上した。

  • 残業が月200時間を超えたが残業代は出ない。
  • モンスターペアレントクレーム処理が辛い。
  • 新しい仕事が増えるばかりで終わらない。
  • 日付が変わっても帰れない。
  • 休暇はおろか休憩すらまともにとれない。
  • ただでさえ多忙なのにうつ病で休職した職員が出て業務がさらに増えた。
  • 辞める教師の欠員補充がされない。
  • 教育実習生ですがあまりに辛いので民間企業に就職します。

等々、主に長時間労働と薄給に起因するものが多かった。


元々、日本の教師のブラック労働ぶりは業界では有名であったが、近年ではインターネットの発達で表に出るようになり、更にこのハッシュタグで安易に共有できるようになったことから堰を切ったように不満が噴出。

結果として、魅力ではなく教師が抱える問題点や過酷さが広く共有されてしまった。


当然ながら教師不足は改善されず、2022年5月には教員免許の更新制度廃止という、事実上のハードル緩和が行われた。


2022年現在でも、Twitterでは現役教師たちによる「#教師のバトン」の発信は続いているが、当の文部科学省はこのプロジェクトを放棄している。


関連項目

教師 文部科学省 ブラック企業 Twitter 黒歴史

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