概要
新日本武尊とは、荒巻義雄氏による架空戦記およびそれを原作とした飯島祐輔氏の漫画「新・旭日の艦隊」に登場する架空の兵器である。
艦隊シリーズでの前作となる「旭日の艦隊」に登場する超戦艦日本武尊が大規模な改装を受けた姿という設定になっている。
新日本武尊について
第二次世界大戦終戦後、米・独は来たるべき次の戦争に向けての準備を進めていた。それは日本帝国も例外ではなかった。援英派遣軍として結成された旭日艦隊は第二次世界大戦の終戦直後、独軍のUボートにより沈められてしまった…
と正式には発表されたが、実は日本武尊は北海道のドックに身を潜め、秘密裏に改造を受けていたのだった。
新日本武尊の性能
日本武尊は本来、潜水戦艦として設計されていたが、技術不足のため半潜しかできなかったが、この改造により、潜水能力を獲得した。日本武尊を改造したドックは、日本武尊が半潜(もしくは潜水)しなければ入ることができないため、そう簡単には見つからない。この艦はほとんどが電子機器で補われているため、以前のようなアナログ方式ではなくなっている。機関は核動力(トリウム溶融塩型原子炉)。他にも、ヘリコプターを格納したり、外装を外して軽量化することもできる(ただし一回限り)。
新日本武尊の主な兵装
・51センチ砲
艦首・艦尾ともに一砲塔ずつで砲身が三本あり、6発の斉射が可能。
・R砲(レールガン)
51センチ砲を換装し、艦首・艦尾ともに一砲塔ずつで計二門あり、連射が可能。物語中盤から、このR砲のためのロングバレルが登場する。
・Ⅼ砲(レーザー砲)
対空砲火として機能している。敵戦闘機をいとも簡単に落としていく。一瞬光の線が見えたと思ったら急に機体がバラバラになるのだから恐ろしい。ちなみに水中でも使用可能。
ただし無敵というわけではない(チートではあるが)
確かにこれほどのぶっ飛び兵器を搭載しているからさぞ強いと思われるだろう。実際強いし。
だがこの艦はかなりの巨体の為、水中での戦闘では苦戦を強いられる。実際、独逸の新型潜水艦に苦戦し、途中で戦闘を旭日艦隊所属の潜水艦、「電光」にバトンタッチしている。