伝承
かつて豊葦原には日(日向ひむか)と月(月読つくよみ)と星の名を持つ民が暮らしていました。しかし輝血の大蛇が去った後、中つ国の人々が始めた争いのため、日向の一族は西へ飛び去りました。
特徴
翼があり、飛ぶことのできる異民族。ひとりひとりの翼の色や形は違っており、同じものはないのだとか。
7年前~現在の日向の一族
古くから阿蘇、高千穂に暮らしており、中つ国に従わずに自由気ままに暮らしていました。しかし七年前、常世の国が中つ国の女王に助力を求めた(荒廃を止めるために、王族が持つ龍神の力を貸してほしい)代償として、中つ国は日向の一族の討伐を依頼。皇やムドガラの率いる軍と、彼らに協力した岩長姫の軍によって高千穂の日向の一族は討伐されています。生き残った人々は南や西に逃げたり、高千穂で山賊になったりしていました。
中つ国での地位は非常に低く、橿原周辺では関わりを持とうとする人はほとんどいないほどです。
中つ国が始めた争いのため、逃れた地で自由気ままに暮らしていたら、中つ国(前女王の(主人公の母親)命令で)が彼らを皆殺しにしに来たのに(多くの仲間を殺されたのに)、常世の国から中つ国を取り戻すための戦に彼らが参加してくれたのは、本来なら有り得ないことでしょう。(主人公の人徳のなせる業でしょうか)
サザキ達山賊(自称・海賊)一味
阿蘇の遺跡をねぐらにし、そこに眠る守り神(朱雀)を祀っていましたが、守り神が宿る石を、仲間の病を治すための薬を買う莫大な金が必要だったサザキは、その石をレヴァンタに仕えていた柊に売ってしまいました。また、ねぐらだった遺跡は天鳥船(あまのとりふね)で主人公たちの移動手段になり、彼らは高千穂でのねぐらを失ってしまいました。しかし海賊なのに船がなかった彼らは、船を得られたと喜びました。