星野絵瑠
ほしのえる
CV:河瀬茉希
航空自衛隊築城基地所属所属の自衛官でDパイの一人。階級は空曹長でTACネームはペンギン。
訓練のため他基地の二人のDパイとともに岐阜基地にやってくる。
身体能力は高く、ショートカットのスタイルのいい美女とスペックは高いのだがプライドやこだわりが強すぎるのが欠点。
少女期からF2パイロットに憧れており、そのために男社会のパイロット候補生の中で必死に訓練をしてきた。
戦闘機パイロットでありたい気持ちが強く、そのためOTF(ドラゴン)もモノ扱いすべきという価値観を持つ。
そのためパートナーのOTFであるF2-A偽装のドラゴンにも愛称をつけず、Dパイ着任以来彼を戦闘機偽装状態(フォックストロット)のまま解かせないでいる。
この行為はOTFにストレスを貯めかねないとして危惧されていた。
その後の訓練でF2Aが彼女の指示に従わず尻尾を出して偽装を解いてしまうというトラブルが発生、にもかかわらず彼女が意地を張り、地上で指示していた飛行班長(2佐)である前澤真吾に対して状況説明を渋った上に彼からの帰投指令に反発するという「あわやOTFの正体が一般に露見しかねない状況を招く」「上官からの指示に従わなかった」という二重の失態を犯してしまう。
この件でF2-Aを「ポンコツ」呼ばわりしたことで日登美真弓を怒らせ、甘粕ひそねには彼女のいつもの悪気がない調子で「F2の失敗はパイロットの責任でもある」「F2がポンコツというなら星野さんご自身もポンコツ」と直球のツッコミを受けてしまう。
しかし彼女のこうした問題点は柿保令美や上層部も把握してあえて合同訓練に臨ませたようで、それでもF2Aが彼女を搭乗者として選んだ理由も含め色々訳ありのようである。
その後の無人島での訓練で、ひそねの指摘により「フォックストロット形態の維持は彼女の命令に服従していたわけではなく、彼女の意思を尊重してやっていた」ことがわかり、さらにF2は彼女が自分を受け入れないなら偽装形態維持による高熱で死ぬことも辞さないという覚悟を見せる。
(訓練で偽装を解いたのはストレスによる反発ではなく、単純に身体が負荷に耐えきれなかったことが原因のようである)
ここに至ってようやくF2を受け入れた絵瑠はひそねたちがF2につけた「ケンさん」というニックネームを否定。自分から「ノーマ」という名前をつけた上でF2がドラゴンであることを肯定し、ドラゴンであるF2=ノーマと共にあろうとする姿勢を示した。
これに伴って訓練達成の条件が揃い、ひそねたちと共にOTFで基地に帰投。
ひそねたちとの距離も若干縮まった様子である。