映像研(映像研には手を出すな!)
えいぞうけん
主人公その1。迷彩柄の帽子と軍用リュックを愛用する(お年玉を全部つぎ込んだらしい)。「アニメでは設定が命」と考えており、自分の空想が詰まった「最強の世界」を大冒険することを夢見る。相手を「〇〇氏」と呼ぶ他、男性的に話すことが多い。
普段の振る舞いから破天荒に見えるが、実は一人だと行動を起こせなかったり、いざという時には萎縮したりと繊細な一面もある。
映像研としての仕事に対しては、拘り過ぎてスケジュールの遅延を引き起こすこともあるが、ノってくると一気に作業を進めて数日分を前倒しで片付けてしまうなど、良くも悪くもムラがある。
主人公その2。浅草とは同じ中学校出身。おでこに眼鏡が特徴。
アニメの知識はないものの、プロデューサーとしてその手腕を発揮する。
頭の回転が速く、若いながら様々な(悪)知恵と権謀術数で相手を丸め込むかなりの策士であり、「敵に回すと恐ろしいが、味方につけると頼もしい」を地でいく女傑。
そのうえかなりの毒舌家で、時には教師を圧倒するほどに弁も立つ(しかし本人曰く「詭弁」で効果は長続きしないらしい)。
三人の中では一番の長身で美脚の持ち主。
何かと対価に瓶牛乳を要求してくるほか、いささか金に汚い言動が見受けられるものの、浅草や水崎のアニメ制作への情熱と才能は認めており、(打算ももちろんあるのだろうが)彼女らへの協力は基本的に惜しまない。
pixivでは彼女のイラストが一番多かったりする。
主人公その3。アニメが好きで、浅草が苦手な人物画を得意とする。カリスマ読者モデルの美少女で、両親が俳優で家はお金持ちという華々しい人生を送るものの、周囲にはアニメーターになる夢を認めてもらえていなかった。
明るく天真爛漫な性格だが、民家をペットの家と思い込んだり、小学生の時のお小遣いが3万円だったりと、彼女の価値観はかなり浮世離れしている。
戦闘シーンを描写する際は実物の道具を実際に振り回してみたがるなど、アニメーションに関してはリアリティのある動きを求める傾向が強い。
音響部員…なのだが、実は音響部はこの人しか部員がいない。
ある理由から複数の部室を不当占拠して生徒会から睨まれていたが、金森の(恫喝交じりの)「提案」に乗るかたちで映像研の「協力者」となる。