CV:内田夕夜
概要
『チェンソーマン』に登場する魔人の1人。暴力の魔人。
容姿
上半分はガスマスク、下半分はペストマスクのような仮面をつけている。
マスクからは常に毒が噴出されており、その力を抑制する機能を備えている。
素顔は不明。
人物
その名前の与える印象とは裏腹に魔人の中でもかなり理性が残っている。彼(?)いわく「結構人間の脳みそが残って」いるためとのことらしい。
死んだ時の事は覚えていないが、マキマに助けられた事は覚えているらしい。
バディであるコベニにソフトクリームをおごるなど優しい一面を見せている。
ちなみに、天使の悪魔は彼のバディである早川アキにソフトクリームをたかっていた。
戦闘能力
普段は上述のマスクで力を抑えられているが、素の戦闘力は魔人としては相当に高い。(通常は魔人化すると弱体化する)。岸辺からは「何があってもこいつの仮面は取るな」とまで言われている。
作中の描写の限りでは、他の悪魔や魔人と違い、目立った特殊能力を使う事はなかったが、蹴りの瞬間に脚を肥大化させる描写があるため、純粋な身体強化系の能力の可能性が高い。
戦闘時は主に蹴りによる攻撃を多用する。特にここぞという場面では脚を肥大化させての踵落としを幾度か使用しており、本人も「俺のマジ蹴り」と言っている。
余談
以下、一部終盤、及び二期中盤のネタバレ注意
一部終盤、サンタクロースの策略によって公安対魔特異課のメンバーほぼ全員が地獄に落とされる。
運悪くそこに住んでいる根源的恐怖、闇の悪魔と遭遇してしまい、全員は戦うことを強いられるも、人間勢は一瞬で腕を切り落とされてしまった。一瞬で敗れていく魔人、デビルハンター達。圧倒的力の前に成す術もなかった。
暴力の魔人は勇敢にも立ち向かう。
「コベニちゃん......俺の仮面を取って隠れてて......」
外された仮面。明かされた素顔、その顔立ちは
荒井ヒロカズ似の4つ眼の青年であった。
魔人の中では誰よりも闇の悪魔に抗った。闇の悪魔に攻撃を仕掛け、反撃で体に無数の穴を開けられ、他の魔人が絶命するような致命傷を負ってしても、もう一度攻撃を仕掛けた。しかし根源的恐怖には叶うはずもなく、新たに見せた技を使われ闇の悪魔の頭上で血を大量に飛び散らせながら絶命してしまう。だが帰還時、コベニは幸いにも生還しており、あのまま悪魔、魔人が全滅していたらおそらく闇の悪魔の力の矛先は人間たちに向いていたであろうため、暴力の魔人(及び他のデビルハンター、魔人達)の死は決して無駄ではなかったと思われる。
上記のように、顔が荒井ヒロカズに似ていることから、一部読者からは「暴力の悪魔がヒロカズの死体に憑依したのでは」と考察されており、アニメのOPで魔人含めた主要メンバーが映画館に集まっているシーンに何故か暴力の魔人のみいなかった(ヒロカズはいる)ため、この説が有力視されている。