概要
野球などでそのシーズンで最も防御率(記録の出し方については後述)が低い投手に与えられるタイトル。規定投球回数(試合数と同数の回数)達成者に限るので、ほとんど先発投手が獲得している。
防御率の計算
防御率とはおおまかに言えば「9イニングあたりの自責点」であるから、数値が低いほうが優秀である。最低値はもちろん0であるが、最優秀防御率を決める場合など厳密に優劣を求める必要がなければ、通常は小数第3位を四捨五入して小数第2位まで求める(小数第2位までに割り切れる場合は残りの桁を0で埋める)。
- 計算式
(防御率)=(自責点)×9÷(投球回数) - 通常小数第3位を四捨五入
- 例
山本由伸 - 2021年(投球回193回と2/3、自責点30)の場合
(防御率)=30×9÷(193+2/3)≒1.39
防御率が3点未満であれば優秀といわれる。近年の最優秀防御率投手は1点台後半から2点台前半の防御率であることが多い。