概要
野球・ソフトボールにおける打撃記録の一つで、バントによって自分はアウトになりながら走者を次の塁に進める効果のある打撃。打数には含まれない。
広義では犠打は犠牲バント(送りバント)、犠牲フライ、進塁打など、いくつかの種類がある。狭義の意味での犠打はこのうちの「犠牲バント(送りバント)」が該当、「犠牲フライ」については「犠飛」表記が用いられる。
守備側にアウト一つを献上することになるが、成功すれば併殺のリスクを無くしつつ得点圏に走者を進められるため、日本、特に高校野球では重要視されており、一点差を争うような緊迫した試合では、この送りバントの成否で試合の流れが動くことも多い。
高校球児が当たり前のようにこなせる送りバントをプロ野球選手が失敗することも多いが、里崎智也は常々「プロに入るバッテリー以外の野手は打線の主軸に立ってるのが相場だから、アマチュア時代に送りバントの練習なんかしてる訳ない」「アマチュア野球でバントするような打順のやつはプロにはなれない」という内容の主張をしている。
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川相昌弘:犠打の世界記録保持者(現役通算533本)
宮本慎也:NPBにおける犠打のシーズン記録保持者(67本:2001年)