木下藤吉郎(鬼武者)
おにむしゃのとうきちろう
鬼武者2
出世した証としてビロードのついた洋服を着ている。
岐阜城と鬼ヶ島で柳生十兵衛たちの行く手を遮る。
ルートによっては幻魔洞で十兵衛を石化させて無力化することに成功する。
鬼の血を引く十兵衛を利用して鬼ヶ島に眠る飛空艇「鬼玄武」を奪取。小谷城への攻撃を敢行するも、十兵衛に奪い返されて脱出する。
しかし事前に鬼玄武に爆弾を仕掛けており、自身の脱出直後に作動させた。
新鬼武者
信長亡き後に天下を統一。名を豊臣秀吉と改める。
妖星の出現と共に幻魔の力に目覚め、かつての主君・信長と協力関係にあった幻魔たちと結託。
天下統一の後、世界の王になるという己の欲望のために幻魔の力を解き放つ。
同時に幻魔の力を吸収し、不死身の肉体を手に入れる。
幻魔蟲を生み出す「桜」こと幻魔樹を京の醍醐寺に集め、醍醐の花見なる計画を企てる。
伏見城での最終決戦では天守楼にて大甲冑秀吉に乗り込み灰燼の蒼鬼こと結城秀康らと戦うものの敗北し、オフィーリアに見捨てられた挙句最後はオフィーリアが支配していた淀君の身体を取り込んだ幻魔母樹に自身も取り込まれてしまう。
幻魔母樹が倒された後、自分は幻魔の道具でしかなかったことを悟り、秀康達に看取られながら静かに息を引き取った……。
漫画『鬼武者 TWILIGHT OF DESIRE』では、天下統一において手にあまる幻魔を封印していたが、秀次の乱で幻魔の力の凄まじさを思い出し、大陸侵攻のために再び幻魔を利用することを決めた。
漫画『鬼武者 NIGHT OF GENESIS』や『ドラマCD』では、豹変する前の秀吉は決して無駄な殺戮や戦争をするような人間ではなかったと蒼鬼やお初の口から語られている。
『新』のゲーム本編でも蒼鬼は秀吉を憎みきることができず、死に際の秀吉に対して悲しげに「親父」と呼んでいたことから、血の繋がりは無いが蒼鬼にとって秀吉は実の父である徳川家康よりも慕っていたようである。