概要
『神通剣(じんつうけん)』の異名を持つ十二神将の一人。主な得物は彼の代名詞とも呼べる刀「二つ銘則宗」。祓魔局の若きエースとして有名な独立祓魔官。術によって放つ刀の一振りは巨大霊災を一刀両断する。大友と天海の会話に上った通り、単独での霊災修祓が可能なほどの術者であるため、多発する霊災の修祓に追われている。天海いわく、木暮が現場に出ることで鏡の出動回数が抑えられているとのこと。
また、原作とアニメ(及びコミカライズ)におけるビジュアルの違いが大きい。原作は4巻扉絵においてビジュアルが公開されている。
詳しくはgoogleなどの検索結果を参照して頂きたい。
1巻では霊災修祓のTV中継に姿が写っており、後の春虎たちとの邂逅の際にそのことが示唆される。
3巻では一触即発になっていた春虎たちと鏡の前に現れて、その場を収めた。更にその夜の夏目の式神・北斗をおとりにした霊災修祓では夏目の護衛につき、その後の六人部が姿を現した時には鵺を止む無く夏目たちに任せて六人部を追うが、あらかじめ呪術による自害を企ていた六人部はそのまま命を落とした。
4巻ではペナルティとして陰陽塾に入塾させられた鈴鹿の監督をつとめ、旧友である大友の元も訪ねている。3巻の騒動以来、春虎たちとは顔を合わせていなかったが、この時に再会し、鈴鹿の身を案じる素振りを見せると春虎に彼女のことを頼むよう伝えた。
6巻では対道満戦において大友から連絡を受け、駆けつける。道満の正体である「荒御霊」と呼ばれる霊体を修祓した。後に独断で現場を離れたとの理由で謹慎を受けたことが明かされている。
9巻では陰陽庁から脱出して泰山府君祭を行って夏目を生き返らせようとする春虎と冬児たちを捕らえようとするが、大友に邪魔されて交戦する。しかし、蘆屋道満の式神が連れてきた半死半生の天海を見て愕然とし、目の当たりにした陰陽庁の闇の一端を目撃したことにより剣を収めて、陰陽庁は必要だと言い残してその場を立ち去った。
第二部では、星宿寺に現れる春虎を捕縛するための援軍として星宿寺に向かうが、間に合わなかった。
大友と涼の三人で陰陽塾に通っていた頃は『三六の三羽烏』と呼ばれていた。
夏目や京子に涼について問われた際は困惑し、言葉に詰まったりするなどの素振りを見せる。
烏天狗(からすてんぐ)
声 - 南央美
木暮の式神。4羽おり、天馬の親がオーダーメイドしたバイクに宿って、無人運転を行うこともできる。