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倉橋京子

くらはしきょうこ

富士見ファンタジア文庫より刊行されているライトノベル「東京レイヴンズ」のキャラクター。
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CV.喜多村英梨

概要編集

本作のサブヒロイン。第一部では春虎夏目過去を暗示する存在であり、第二部においては彼ら二人の未来を象徴する存在。陰陽道の重鎮『倉橋家』の一人娘であり、その血を引く彼女もまた多くの因縁を抱えている。

人物像編集

陰陽塾のクラスメイト。陰陽塾塾長の倉橋美代の孫で、陰陽庁長官の倉橋源司の一人娘。いわゆる名家のお嬢様であり、その高い陰陽師としての資質も相まって、塾内でも優等生的な立ち位置にある。物語の当初は、彼女と同じ優等生であり『土御門』の人間である夏目や中途入学の春虎には、攻撃的な対応をしていた。その際の態度は、いかにもプライドの高いエリートらしいものであったが…実際の事情はもっと乙女チックなものだったりする。元々『倉橋』は『土御門』の分家筋であり、親友である冬児とはまた違った意味で、彼ら二人とのつながりは深い。幼少期に『土御門』の本家に訪れたことがあり、そのときに出会った少年に対して、ある想いと致命的な誤解を抱えてしまった。

性格編集

気配りの出来る優等生タイプ。古い家柄だけあってかなり厳しい教育を受けて来ているが、お茶目な祖母の影響もあってか、明るい性格で人間関係には聡い一面を見せる。姉御肌な人間で、とくに同性の人間には世話焼きな傾向にある。人間関係には構えたところのある鈴鹿にとって彼女は天敵であり、また初めてできた同性の友人でもある。京子と鈴鹿の微笑ましいやり取りも、本作の見所のひとつである。鈴鹿がイジラレキャラと化したのも、9割が彼女のせいである(京子ちゃんマジGJ)。

幼い頃の初恋を今でも大事にしていたりと、根は相当一途。また奥手ではあるが恋愛感情には素直な面もあり、恋愛に時おり積極的な姿勢を見せる。好きな人が活躍したら、キャーキャー騒いで喜ぶ彼女の姿は実に微笑ましい。持前の気の強さから他者と衝突することもあるが、それは彼女が人間関係に対して真剣であることの裏返しでもある。

能力編集

陰陽塾では非常に優秀な成績を残しており、同世代の中では夏目に次いで高い能力を示している。式神は人造の護法式であるモデルG2夜叉の『黒楓』と『白桜』。その名の通り黒と白の式神で、黒楓は薙刀を、白桜は日本刀を用いて戦闘を行う。この二体を用いながら、彼女自身は呪術を行使するという戦術をとる。小回りのきく機動性の高い式神と、自身の高い呪術の腕前を用いて、集団戦闘ではバックアップやフォロー役に回ることが多い。

『倉橋』(原作9巻、アニメ23話のネタバレあり)編集

『土御門』家が没落した現在は、『倉橋』家が陰陽師として筆頭の地位にある。だが古来『倉橋』は宗家である『土御門』を支え、守護する存在であった。そして第一部終盤、詠みとして覚醒した『倉橋』京子が告げた未来は、『土御門』春虎と『土御門』夏目に向けてのものだった。直前に彼女の父である倉橋源司の申し出を春虎が断ったことを考えると、どこか運命的な符合と歴史的な皮肉を感じさせる展開となっている。

関連タグ編集

東京レイヴンズ  土御門夏目 土御門春虎 大連寺鈴鹿

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