「呪術の神髄が何だかご存じだろうか?」
「答えは、『嘘』です」
概要
文明が栄えオカルトの衰退していた昭和初期に、呪術を再興させた伝説の陰陽師。
呪術の大改革を一代で成し遂げた希代の大天才であり、その才能を以て先の大戦中に現代の陰陽術の礎を築き、安倍晴明の再来とも称えられた。
それによって夜光は死亡。儀式の影響で東京には大規模な霊的災害が起こり、その影響は現代でも続いている。
功罪ともに大きすぎる人物であり、その名は崇敬と禁忌の二つの意味をもって、歴史に刻まれている。
略歴
生前は大日本帝国の軍人であり、復活した陰陽寮においては陰陽頭を務めていた。
彼は軍部の要請に応え、比類無き天賦の才を以て陰陽道だけでなく修験道・神道・密教などのあらゆる呪術をミックスし、ひとつにまとめあげる。
この再編された呪術体系が『帝国式陰陽術』であり、のちにこれが現代で用いられれる『汎式陰陽術』の母体となった。
しかしながら何らかの大儀式によって東京に霊災を引き起こした張本人であるため、土御門家にとっては栄光と衰退を象徴する存在でもある。
彼を信奉する夜光信者からは、その名前を北極星になぞらえて「北辰王」と敬称されている。
星詠みによって「土御門泰純の息子として転生する」と予知されており、東京レイヴンズにおける春虎と夏目の物語は、彼を起点にして始まっている。
式神
「飛車丸」
「角行鬼」
「北斗(ほくと)」:竜の式神
鴉羽織/鴉羽:羽織(コート)の姿と3本足の金烏の姿に変形する。
月輪:玉兎を模して作られ、鴉羽の対となる式
余談
蘆屋道満曰く見込みのある若者。一度遊びに行ったことがある。