杜の都

もりのみやこ

宮城県仙台市中心部の風景を形容した美称。

概要

現在の宮城県仙台市は、江戸時代の仙台藩成立後食糧や燃料等の確保のために城下町の各武家屋敷の敷地内に様々な種類の樹々が植えられた。

また仙台城が築かれた丘陵｢青葉山｣に広がる山林も相まって、明治時代には｢森の都｣、昭和前期には｢人々が自然との共生として手を加えた｣という意味合いから｢杜の都｣と呼ばれるようになった。

第二次大戦の空襲で旧市街地は大きな被害を受けたが、青葉山や広瀬川周辺の緑地が残った事や、青葉通りなどの街路樹や公園の植栽が再整備された事もあって現在も往年の面影を残している。