概要
元々は東京集治監として1879年に当地に置かれたのが最初で、その後1922年に小菅刑務所と改称された。第2次世界大戦敗戦後、現在の豊島区東池袋にあった東京拘置所がGHQに接収されて巣鴨拘置所(スガモプリズン)に改称の上事実上戦犯専用になったため、もともとの拘置所業務を小菅刑務所に一部移管していた時期もあった。
1958年に、最後の戦犯が釈放されて、巣鴨拘置所が再び東京拘置所に改称して機能が戻るが、1971年、老朽化と再開発により東池袋から当地に移転することになり、この時刑務所機能は栃木県那須郡黒羽町(現・大田原市)に移転して黒羽刑務所となった。
ここはあくまでも拘置所であり、刑務作業が行われる刑務所ではないため、作業用の本格的な設備はない。(禁固刑・懲役刑の受刑者が収容先が決まるまで一時的に収容されることがあるが、この場合懲役刑受刑者は紙製品製造などに従事する)