- 東京都立大学(初代、~2005年3月)⇒東京都立科学技術大学、東京都立保健科学大学、東京都立短期大学と統合し首都大学東京(2005年4月~2020年3月)⇒東京都立大学(2代目、2020年4月~)
東京都立大学(初代)
戦後の1949年の学制改革を迎えた時に、1929年に設置された7年制の旧制高校・旧制府立高等学校が前身の都立高等学校に、都立工業専門学校、都立理工専門学校、都立機械工業専門学校、都立化学工業専門学校、都立女子専門学校が組み入れられて設立。(旧制都立高校の尋常科は東京都立大学附属高校に改組)
昼夜開講制度を取る総合大学として、人文学部、理学部、工学部の3学部体制で発足したが、1957年にに人文学部から法経学部が独立、法経学部が法学部と経済学部に分かれ5学部体制で拡充するが、同時に八雲キャンパス、及び、理学部、工学部の深沢キャンパスが手狭になった。そこで1991年に附属高校は残したまま東京都八王子市に移転した。
その後、後述の経緯から公立大学法人「首都大学東京」が設立され、2005年に4大学・短期大学を統合し「首都大学東京」が開学。
「首都大学東京」への統合に伴い、統合前それぞれの在学生が居なくなった2011年に「東京都立大学」(初代)は閉学となった。
首都大学東京 ⇒東京都立大学(2代目)
東京都八王子市に本部がある。大阪公立大学と並ぶ、難関公立大学の代表格。
石原慎太郎が都知事だった頃の2005年に、都の設置する3つの大学(東京都立大学・東京都立科学技術大学・東京都立保健科学大学)と1つの短期大学(東京都立短期大学)を統合して「首都大学東京」が設置された。当初の略称は首都大(しゅとだい)。
都知事肝煎りで設置されたは良いが、知名度が上がるどころか浮上するきっかけすら一向に掴めず、人気の無さや大学名の扱いづらさなど不満が鎮まることもなく、結局小池百合子東京都知事の意向もあり、2020年4月に大学名が『東京都立大学』に戻された。
ちなみに、当時の石原慎太郎知事は「首都大学東京では人文科学や社会科学に属する諸分野については教養課程及び専門課程全てで一切教えない。教えるのは自然科学、特に先端科学の分野のみ。」とぶち上げていたが、これでは大学と言えるのかどうかすら怪しくなると気づいたのかどうかは不明だが、実際に設置された本大学では人文・社会に属する分野もしっかり教えられていた。
主な卒業生
※首都大学東京時代も含む