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概要

『提督さん』により東方弾幕風で制作された、東方projectの二次創作ゲーム。

正式タイトルは『東方邪星章 ~The Last Comer~』

フリーゲームであり、こちら(外部リンク)から無料でダウンロードすることが出来る。

ストーリーは、隕石と共に幻想郷に殴りこんできた集団へ霊夢らが立ち向かうというもの。

登場するボスキャラは1名を除き全てオリキャラとなっている為、いわゆる『東方オリジナル』に該当する。

また、作中の各所に既存のラノベゲーム・歴史上の人物のパロディが見られるのも特徴である。

ストーリー(作者サイトより抜粋)

長い厳冬が終わりを告げ、幻想郷に目覚めの季節が訪れた。

微かに雪が残る中、ようやく咲き始めた桜の花は、明日にも大宴会の御供を務めるに相応しい姿となるだろう。

博麗神社の巫女・博麗霊夢は、間もなく境内で騒ぎ出すであろう不届き者達を想起して頭を痛めながらも

桜が舞い、暖かい春がやって来る事に心を躍らせていた。

空から幻想郷に隕石が落下し、森や桜の木を燃やし始めたのは、その翌日の未明である。

霊夢「確かに桜の舞う暖かい春を望んだけどさぁ、これって舞い過ぎだし暖か過ぎだと思うのよ」

魔理沙「いよいよ天香香背男命が本気を出したんじゃないか? 今度は本当に」

いつの間に来ていたのだろう。霧雨魔理沙は白み始めた空を指して言った。

普段であれば年初めに霊夢が天照の力を借り調伏する天香香背男――明けの明星が

その夜は燦々と輝いていた。どう見ても昼です本当にありがとうございました。

そしてそれは、夜の闇による太陽の超克――妖怪達の力が強まる前兆を意味していた。

――悪魔の棲む館・紅魔館。

夜の世界の住人達は、同じころ、歓喜を以てこれを迎えていた。

レミリア「今度こそ! 今度こそ明けの明星(ルシファー)の勝利だ!」

パチェ「今度こそ夜の時代が訪れるのね! …げほっげほっ!」

咲夜 「どうでしょう、以前は阿呆共のせいでぬか喜びでしたが」

我を忘れて喜びを表現する二人の主とは対照的に、紅魔館のメイド長・十六夜咲夜は

あくまで冷静に天空の邪星に懐疑的な目を向け続けていた。

それもその筈、かつて魔理沙と妖精達の悪戯で、同じような事が起きた年があった。

あの時は、真実を知って落胆するレミリアの機嫌を直すのに大いに苦労したものである。

レミリア「大丈夫よ、今回は隕石も落ちて来たでしょう。これは人間如きの悪戯で出来る事ではないわ」

言われてみればと感心する咲夜に、意外にも冷静さを保っていた主は命令を下した。

日光の下で活動出来ない自分に代わり、異変の正体を突き止める事。

そして昼と太陽の力を取り戻そうとする博麗の巫女達を阻む事を。

太陽の巫女、星天の魔法使い、そして満月のメイド。

三人の人間は先を争うように、隕石が落ちた森へと飛び立った。

――暗黒の世界が、星の光で満たされようとしている。

その光は目の前の闇を駆逐し、同時に新たな影を彼方に生み落としていた。

陰と陽は、分かつ事の出来ない一対の混沌だった。

光有る所に闇は有り、闇の世界にも光は必ず来たる――。

「彼女」は、それを知っていた。

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