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松村宗棍

まつむらそうこん

松村宗棍は、琉球時代における沖縄の武術家で、空手の源流である沖縄拳法・手(沖縄手)の達人にして、示現流剣術の剣豪でもある。

概要編集

琉球時代における沖縄の武術家であり、現代の空手の源流である沖縄拳法『手(沖縄手)』の使い手で、首里で発展した『首里手』の達人である。

沖縄では最も偉大な武術家の一人に数えられており、現代の空手流派の内で首里手系統の流派は、その殆どが彼の流れを汲んでいることから『近代空手の始祖』とも呼ばれている。


また、松村は武士として薩摩に渡り、島津家の分家の一つ伊集院家の剣術家である伊集院弥七郎に師事し、示現流剣術を修行して免許皆伝まで極めた剣豪でもあり、示現流を通じて本土の日本武術思想構造を沖縄手に取り入れ、首里手を体系づけ確立させたとされている。

その影響から多くの空手流派には示現流の特徴的な掛け声である猿叫が、気合いを入れる際に使用されている。


彼の弟子には、幕末において西洋列強による日本侵略から琉球を守るべく、島津斉彬の側近として活躍した琉球の外交官である牧志朝忠もいたとされる。


関連タグ編集

武術家 空手家

琉球 沖縄 日本

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