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京阿波根実基

きょうあはごんじっき

京阿波根実基は、琉球時代における沖縄の武術家であり、記録にある最古の空手家。
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概要編集

琉球時代における沖縄の武術家であり、空手の源流である琉球古武術『手(ティー、沖縄手とも)』の、記録における最古の達人(使い手)である。

生没年は不詳で、沖縄の正史の一つ『球陽』によれば、16世紀前半頃に存在したとされる。


元々の家名は地頭職から「阿波根」だったが、尚真王の命令で王家の宝剣・治金丸を研ぐためへ向かった際に、研ぎ師に奪われた刀を取り戻したことで、当時の琉球王である尚真王から、領地と爵位を賜り新たな位階を授与され、この逸話に因み「」を冠され「京阿波根」と呼ばれるようになった。


しかし、そうして彼の名声が高まったことで彼を危険視した王府の高官もいたようで、無私で剛直な性格だったことも災いし、彼を貶めようとした者たちの讒言によって首里城で刺客に襲われ、抵抗し奮戦するも暗殺されてしまった。

この時に刺客匕首と刺し違えたのが文献における「空手」の初出であり、その技は股裂きであると語り継がれている。


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